健康

2020年7月31日 (金)

だんだん効かなくなる(その2)

かなり昔になりますが、「だんだん効かなくなる」というブログを書きました。
もちろん、効かなくなるというのはステロイドのことです。
当時ステロイドに対して私が持っていた印象は、徐々に薬の効きが弱くなり、いずれ症状を抑えるために量を増やしたりランクを上げたりしないといけなくなる、というものでした。

先日、この「だんだん効かなくなる」という現象のもう一つの理由と言いますか可能性をふと思いつきました。
今回はそれをご紹介しようと思います。
ふとした思いつきなので、それが正しいかどうかもわかりませんし、他の誰かが考えていることかどうかもわかりません。
もしかすると「そんなの当たり前」と思われるような内容かもしれません^^;。

とあるアトピーの高校生の話を聞きました。
その子は最初は普通の皮膚科でステロイド治療をしていたのですが、なかなか良くならず、また患部も増えてきたので、脱ステロイドで有名な病院へ行ったそうです。
そこで大悪化を経験した後、再びステロイド治療に戻るのですが、大悪化がひびいたのかなかなか良くならなかったと親御さんは考えられていました。
そのような状態の中見つけたのがとある漢方屋さんのステロイドの付け方指導です。
(これはほぼほぼ私が何度も紹介しているプロアクティブ療法と同じようです)
それと食事療法も合わせて行われていました。
親御さんはこのステロイドの付け方が良かったのではと考えておられました。
プロアクティブ療法については長期的な視点での臨床結果を早く皮膚科学会あたりに公表してもらいたいと常々思っているのですが、この子のアトピーが今後長い目で見てどうなるかということが私は気にかかりました。

余談ですが、この子の話はここ2、3年の話です。
10年、20年昔の話ではありません。
この子が最初に通った普通の皮膚科や大学病院ではプロアクティブ療法を採用していませんでした。
新聞やネット記事などで、ステロイド忌避のアトピー患者に対して、塗り方が悪いとプロアクティブ療法を紹介する記事を見かけたりしますが、患者さんへの啓蒙よりも先に自らの足元をしっかりされるべきだと思います。
もし、皮膚科医の間でプロアクティブ療法に対する考え方の相違が大きいのなら、患者さんはどうすれば良いのでしょうか?
(穏やかに書いてますが結構怒ってます^^;)

話を元に戻します。
例えばこの子が5年後に再発した場合に、同じようにプロアクティブ療法を再開したケースについて考えました。
5年ステロイドを塗らなかったとすれば、これはさすがにステロイドの影響は抜けていると思います。
じゃあ、3年なら?、1年なら?、1ヶ月なら?と考えた後、自分のことを振り返ってみました。
どうも記憶があいまいなので、確実ではありませんが、2、3年は塗っていない時期があったような気がします。
その時ステロイドの影響が抜けていたとしたら、再発した時のステロイド治療で、何故効きが悪くなったと感じたのだろうか?
もしステロイドが抜けていたのなら、リセットされてステロイドの効果をもう一度享受できるはずなのに。
そう考えた訳です。

私が脱ステしてしばらくは、脱ステや健康食品などの集まりにちょくちょく参加していました。
その中には成人になってからアトピーになって脱ステした人もいて、そもそもステロイドがあまり効かなかった、という体験談を何度か聞いたことがあります。
高齢の方もおられました。
先日も知り合いの方がアレルギーで目の周りが腫れたようになるそうなのですが、ステロイドを塗っても2、3日しか良い状態を保てないと言われてました。
その方は還暦を超えていて、この症状が出るまではアトピーの症状はなくステロイドを常用することはありませんでした(虫さされなど単発で使った可能性はあるかもしれません)。
このような話を聞いて、年をとるとステロイドの効きが悪くなるという傾向があるのではないか?と思った訳です。
私が最初に塗り始めた小学高学年や高校一年生の頃はもっと劇的に効いて、良い状態も長く保っていたように記憶しています。
もちろん個体も症状もおそらく使い方や薬の種類なども違うはずなので、単純比較などできないことは百も承知ですが…
私の場合20代半ばになってステロイドの効き目が落ちてきたことは(個人的感覚として)明らかなのですが、「だんだん効かなくなる」理由に年齢というものが、はたして関係しているものなのでしょうか?

まあ、もしこれが本当ならば、私がガタガタ言うことじゃなく、皮膚科のお医者さんが日々感じていることかもしれませんね^^;。

この子はちゃんと原因対策にも取り組んでおられます。
今後、アトピーが再発しないことを切に願います。
また、もし再発し再びステロイドを使おうと思ったとしても、「だんだん効かなくなる」なんてことにならないことも合わせて願っています。

 

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2020年6月30日 (火)

アトピーの新薬(デルゴシチニブ)

今回はアトピーの新薬についてです。
以前はデュピルマブという薬を記事にしたこともありました(「アトピーの新薬(デュピルマブ)」)。
私は今回紹介する新薬をつい最近知ったのですが、今年のはじめには販売まで承認されていたようです。
私が知ったのは↓の記事です。
世界初、アトピー性皮膚炎への外用JAK阻害薬
JAK阻害薬というのは関節リウマチの薬ですでに使われているもので、それを外用薬としたのが世界初ということのようです。
免疫異常による炎症反応にはサイトカインという物質が関わっていて、この薬はそのサイトカインの伝達に必要なJAKという酵素を阻害するのだそうです。
アトピー性皮膚炎の原因に免疫異常という考え方もあり、そこからこのJAK阻害薬が有効と考えたのではないかと思われます。
外用薬で報告されている副作用を記事から抜粋します。
「適用部位毛包炎(2.4%)、適用部位ざ瘡(2.2%)、カポジ水痘様発疹、適用部位刺激感、適用部位紅斑(各1%以上)など」
主に塗ったところに出る副作用のようです。
アトピーのための薬ではありませんが、内服薬の方では感染症だけでなくリンパ球減少などの血液系、肺炎や肝機能障害などの可能性があるようです。
詳しくは「JAK阻害剤(関節リウマチなどの治療薬)の解説」を参照してください。
この新薬は免疫抑制系の薬のようですから、免疫力低下による感染症が主な副作用になるのでしょう。
ステロイドでしばしば議論になるのが、外用と内服の副作用の違いです。
この新薬でも外用と内服では違いがあるようです。
適用部位だけなのか、肝臓などの身体の内部まで及ぶのかです。
ステロイドの副作用を気にする患者さんが「それは内服の副作用で外用では出ません」と説得される例をネットなどでもよく目にします。
これについて、この記事を書くためにちょっとネットを検索して気付いたのですが、どうやら最近では「かなりの長期間強いランクのステロイドを使わない限り内服のような副作用は出ない」という条件がつくようになっています。
昔はこの条件はほとんどつかず、外用ではそんな副作用はでないの一点張りだったと思います。
時代は変わりました。
それはともかく、この新薬においてもステロイドのような副作用の議論が出るのかもとふと思いました。
「治療開始4週間以内に皮疹の改善が認められない場合には、使用を中止する。」とのことなので、かつてのステロイドのように外用で内服の副作用が出るほど使わせることはないのかと一瞬思いましたが(本当に出るかは別にしてですが^^;)、実は劇的な効果が出るために、後に副作用で困ることになったのがステロイドなのだと私は考えています。
この4週間という目安が副作用を懸念してのことだとしたら、たとえ効果があったとしても注意しなければならない目安であることはお医者さんにも患者さんにも意識してほしいところです。

この新薬についてですが、個人的にはそれほど期待できないような気がします。
というのはそもそもアトピーというのはいろんな原因があるからです。
それは大元の原因だけでなく、症状の出る部分においてもいくつかのパターンがあるのではと思っています(これは素人の何の根拠もない考えですが^^;)。
ですからこのJAK阻害が有効なケースもあるかもしれませんが、そうでないケースも多々あると考えています。
お医者さんからすれば、そこそこの効果が得られれば、それがたとえ一部の人だけだったとしても、手持ちのカードが増えるので有り難いのではと想像しますが…
また、長くステロイドを使っているアトピー治療をしてきた人はそのステロイドの影響(副作用)から回復しなければならないと思っています。
おそらくそれはどんな薬でも治せません。
自らの治癒能力にかけるしかないのです。

この新薬やステロイドに限らず私はあまり薬を信用していません。
それは薬のほとんどが対症療法だからです。
もちろん、必要不可欠なケースも多々あることは理解していますが、気休めでしか過ぎないケースや原因を省みずに薬に頼り過ぎることで逆に健康を害するケースも多いと思われるからです。
このブログではいろいろとたとえ話をすることがありますが、薬は借金にたとえるのが一番ピタッと来るような気がします。
過去に「薬とローン」でもお伝えした通りですがもう一度…(いや三度目かも^^;)
 アトピーが出る→ステロイドで抑える→原因がわかり対策をする→ステロイドの影響がとれる。
これは
 お金がなくなる→借金で立て替える→お金を稼ぐ→借金を返す。
によく似てます。
ステロイドも借金も他の薬でもこの範囲では有効です。
 アトピーが出る→ステロイドで抑える→ほっとくとまた出る→より強いステロイドで抑える。
これは
 お金がなくなる→借金で立て替える→それをまた使い尽くす→また借金をする。
によく似ていますが、これを繰り返すとステロイドの場合は副作用まみれになり、お金の場合は利息もあって借金まみれになり首が回らなくなります。
クレジットカードで一括払いをすることがあると思います。
これはほとんど借金の部類には入らないのかもしれませんが、薬もそのくらいに留めておいた方が良いのではと思ったりします。
根本的な原因を見つけるのは確かに大変ですが(特にアトピーは)、それは探し続けるしかありません。
首が回らなくなる前に…(アトピーがひどくなると本当に首を回せなくなります^^;)。

 

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2020年5月31日 (日)

アトピーのデータを少しだけ探してみた

最近は昔ほどアトピー関連の話題をメディアやネットで目にすることが減っているような気がします。
私自身の症状が長らく問題がないので、アトピーに対するアンテナが鈍ってきたのかとも思いましたが、少し前に知り合いの方もそんなことを言っていたので、私のアンテナだけの問題じゃないのかもしれません。
これが事実だと仮定すると、その理由として世の中のアトピー事情が好転していることが考えられます。
そのあたりが気になったので、タイトルの試みをした訳です。
ただ、探し方が悪いのかあまり目新しい情報は見つかりませんでした(タイトルに「少しだけ」と入れたのはそれほど徹底的に探してないことの言い訳です^^;)。
学会などでは新しい情報が出ているのかもしれませんが…
私が知りたいステロイドが本当に正しく使える薬なのかを証明するデータもないようです(効く効かないではなく長く使っても問題ないかという観点)。
過去に何度も言っていることですが…この点が実に不思議なのです。
標準治療のお医者さんはネットやアトピービジネスなどの誤った情報がアトピー治療を混乱させているといつも声高に叫ぶだけです。
本当に大丈夫だと考えているなら「根拠のある」確かなデータを周知すればいいだけのはずですが…
真のデータを出すことによってヤブヘビになることを恐れているような気がしてなりません。

それはさておき、本題に入ります。
検索したデータで私の目に止まったのは2つです。
1つ目は厚生労働省が3年毎に出している統計です(リンク先はMedical Noteというサイトです)。
アトピー患者数の増減のグラフが載っています。
1999年にかなり増えた後、2002年にはガクンと減ってます。
ここ10年は少しずつ増えているようです。
このデータの解釈をステロイド忌避というバイアスがかかった私が推測するとこうなります(あまり根拠はありません。あしからず^^;)
ステロイド叩きの大元はニュースステーションの報道だと考えています。
それは1992年のはずですから、”ステロイドが怖い”説が流布し、定着するまでが1999年かなと、ステロイドを塗らない人が増えたので本来抑えられるはずだった見かけの完治者(もしくは寛解者)が激減したせいでアトピー患者数は激増したわけです。
2002年に減ったのはステロイド忌避効果が出てきたからです。
ところが「”ステロイドは怖い”は嘘」キャンペーンの反撃が始まり、混乱の時代に突入します。
そして、”ステロイドが怖い”説やアトピー訴訟などを経て、標準治療のお医者さんたちの認識が変わり、”ステロイドは副作用は有ってもうまく使えば大丈夫”説が徐々に幅を効かせるようになり浸透し始めます(昔は”内服じゃなければステロイドはガンガン使っても大丈夫”説がまかり通っていたように思います)。
この”ステロイドは副作用は有ってもうまく使えば大丈夫”説は症状がつらい患者さんにとっては一番ありがたい説なので主流になっていきます。
この流れがここ10年に現れていて、徐々にアトピー患者が増加している原因だと考えます。
(ちなみに総人口は2008年をピークに増減していますが、アトピー患者数に影響するほどの増減ではないと思われます)
私はアトピーには3つのタイプがあると思っています。
 A.ステロイドを塗っても塗らなくても長年アトピー
 B.ステロイドを塗らなかったら治るアトピー
 C.ステロイドを塗っても塗らなくても治るアトピー
”ステロイドは副作用は有ってもうまく使えば大丈夫”説に乗った患者さんが増え、Bの人が増えたのだと思っています。
ちなみに下のDはないと考えています(この考え方が今の標準治療のお医者さんとの大きな違いです)。
 D.ステロイドを塗らなかったら治らなかったアトピー
(Cの内、ステロイドのおかげで楽に治ったというケースはあるかもしれません。ですが、それはDではないと思いますし、Bの存在を信じている私はステロイドを勧めません)
などとこの厚生労働省のデータを勝手に分析しましたが、何の根拠もない説なのでまあ半分ジョークとしてとらえてもらっても構いません。

2つ目は子供達のアトピー性皮膚炎の状況をさぐる(2020年公開版)という記事です。
最初の2つの図は成長していくうちにアトピー性皮膚炎被患率が減っていくことを示しています。
これは1つ目のデータで挙げたCのタイプの人が治っていった分、減っているのではないかと思います(当たり前か^^;)。ただし、私はアトピーについては長い目で見ないといけないと思っています。
実際に成人になればまた増加する傾向にあったはずです。
Cに見えていた人が実はBタイプでステロイドを使っていたばかりに結局成人になってぶり返すケースが多いのではないかと考えています。

3つ目の図は男女差ですが、今まであまり考えたことがありませんでした。
よくわからないのでここでは触れないでおきます。
最後の4つ目の図ですが、これも私には理由がわかりません。
小、中、高とほぼ横ばいですが、明らかに幼稚園のアトピー患者は減っているようです。
小学生は減ってないので発症が遅れるようになっただけととらえるべきでしょうか。
そうであったとしても、その理由は???です。

後2つ、おまけで追加します。
1つは矢野経済研究所という会社の「2019年版 アトピー性皮膚炎治療薬の処方実態と治療満足度調査」というものです。
7つの大学病院と1つの国立病院のデータを元に調査したとのことで興味深いですが、残念ながら調査結果は売り物で見るためには税込みで418,000円が必要です^^;。
調査結果は私がセレブにでもならない限り見ることはかないませんが、紹介文ではアトピー患者の増加と副作用などの問題が起こっていることや新薬ついて述べられていて、現状のアトピー治療がうまく行っている印象は持てません(多少調査結果で得られた知見がにじみ出ていると想像しています)。
経済研究所の報告なので「アトピーの新薬のニーズは高くその市場は成長が大いに期待できる」なんて言葉でしめられているかもしれませんね^^;

もう1つは大昔のデータです。
以前にも紹介しているかもしれませんが、「Dr.えんどうのアトピー人生講座―アトピー性皮膚炎とのうまい付き合い方(遠藤薫著、文芸社刊)」という本を出版された皮膚科医が提供してくれているデータです。
ステロイドの問題点をきっちりと指摘されている方でしたが、いわゆる脱ステ医ではなかったようです(患者さんの希望によってはステロイドを使わない治療もされていたようです)。
残念ながら数年前に他界されたようで医院も廃院となっています。
その方のホームベージに載っていた図を紹介します。
アトピー性皮膚炎のスキンケアというページの真ん中より下あたりに年齢別のステロイド外用量(1993年初診患者)という図があります。
そのページのさらに下の方に、初診時に乳児で約30%それ以外の年代で約70%がすでにステロイドを使っていると答えている、と書かれています。
それを念頭に置いた上でこの図を見てもらうと、そういった人たちの症状を抑えるために必要なステロイド量は年齢が高い人ほど多くなることがわかります。
時には内服に頼ることもあるようです。
実際にはどれだけ塗っていたのかなど細かい条件が分からないとなんとも言えないので推測の域は出ないのですが、ステロイドをガンガンに使っていただろう1993年当時の状況から、年齢が高いほど抑えるのにステロイド量が増えているこの状況は多くの患者さんたちが過去にステロイドを使いすぎてステロイド依存状態に陥っていた可能性が高いと考えられます。
この結果は今の標準治療のお医者さんが言っている使い方次第という考え方に反する訳ではないのですが、結局のところそのさじ加減がどこにあるかがわからない以上ステロイドを簡単に安全だと言い切れないというのが私の考え方です。
現実にアトピー治療に問題があるのなら、ステロイド治療も、もう一度見直す必要があるのではないでしょうか。

結局のところ、アトピー治療の現状は昔ほどひどくはないものの、決して好転はしていないというのが私の正直な印象です。

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2020年4月30日 (木)

さまざまな視点

今回の話題は(もかな?^^;)今までブログを読んでくれている人にとっては何の新鮮味もないものかもしれません(内容は繰り返し感が抜けない…)。

人にはいろいろな立場、視点があると言うのは言われればもっともその通りだと思うことでしょうが、世間を見ていますと何か真理やゆるぎのない常識が存在しているかのような議論が散見されます。
どういう時にそういうことを感じるかと言うと、自分の意見と違う意見に対して、その相手のことを罵倒したり、馬鹿にしたりすることを目の当たりにした時です。
罵倒する人は100%自分が正しいと思っている訳です(中には人を操る技術としてそうする人もいるかもしれませんが…ここは性善説で^^;)。
しかしながら、例えば最近の世界的な問題である新型コロナに対する施策でも、人道的、経済的、国の財政的、短期的、長期的と視点を変えれば、同じ答えは出てきません。
いやどんなことにもベストなベターな解決策があるはずだと思う方は罵倒したりする人と答えや表現方法は同じでなくてもよく似た考え方をしているのかもしれません。
あったとしても、その解決策はあくまでもその人にとってのものでしかありません。
もちろん、同じ視点での良し悪しはあるのでしょうが…
例えば戦争にもそういった面があります。
自国の論理で正義を振りかざし攻撃するのです。
ですが、相手国には相手国の正義が存在します。
正義と正義のぶつかりあいです(それぞれが思う正義)。
もっと言うと罵倒する人にですら、その人なりの論理がある訳です。

読売新聞の時代の証言者という記事は、今(2020年4月29日現在)山崎章郎さんと言う方の連載をしています。
終末医療に取り組まれている方で「病院で死ぬということ(山崎章郎著、文藝春秋刊)」は失礼ながら未読ですが、題名は聞いたことがあります(映画にもなっているのでみなさんの方がご存知なのかも^^;)。
その新聞記事からの抜粋です。
『医師は「治る」と説明してきたので、患者がどんなに衰弱しても、医療のレベルを下げられません。弱った体が受け止めきれず、脚はぱんぱんにむくみ、お腹に水がたまる。そして、患者の医師とは無関係に過剰医療が続けられた末、苛烈な蘇生術を経て最後を迎えます。』
これは山崎さんが若かった頃の経験です。
こういった経験は山崎さんが終末医療を考えるきっかけになったそうです。
このブログでは終末医療において何が正しいかについては論じませんが、立場が変われば方法が変わることは間違いありません。
生きる見込みはほぼ無いとわかっていても全力を尽くさなければならない立場にいる医師と、何が患者にとって大切なのかを考え始めた医師とでは自ずとできることは変わってきます。
医師だけではありません。
家族でも同じです。
あらゆる手を尽くして欲しいという家族と痛みや苦しみだけとってあげて欲しいという家族がいます。
家族視点の方が医師視点よりも患者に寄り添うことができそうですが、必ずしもそうならないのは以前別の本で読んだことがあります。
家族にもそれぞれの考え方があるのです。

知り合いの医師に経営にしか興味がない人がいます。
いくつか医院を所有し、自分も医師としてそこに名は置くものの、メインの診療は親類の医師や雇った医師に任します。
そして、開業や経営の指南を講演したりと、全国を回ることもあります。
彼の視点はいかに儲けるかです。
医師と言うよりビジネスマンですね。
他にも…
大学病院や総合病院などで身を粉にして働く勤務医。
行列のできる患者をいかに捌くかを考える医師。
訴えられるのが怖くて言い訳ばかり用意する医師。
病気の謎の解明に重きを置く学者肌の医師。
患者の言いなりの医師。
などなど…
これらもはっきりと分かれている訳ではなくて、患者さんのことをちゃんと診たいと思いつつ、人並みに休息のある生活をしたいと思いつつ、もっとお金が欲しいなどなど医師と言っても人間ですからその人間らしい思いの中で揺れ動いたりするのは当然のことです。

また、これらは個人の例ですが、医療界全体の流れに左右されることもあるでしょう。
先ほどの終末医療なども昔にも個人的に考えていた方もおられたでしょうが、最近では医療界全体で考えられるようになっているようです。
全体の流れというのはアトピーでもあるようです。
昔は「とにかくステロイドを塗っておけばそれだけで良い」が主流でしたが、いつの間にか「どんな薬も使い過ぎれば問題ある」、「プロアクティブと保湿でコントロール」になっています。
当然のことながら、薬の出し方などもそれに沿ったものになっているようです。
間違いなく今と昔では変わってきています。

少し話がずれますが…
私は大体初診の時に良いお医者さんかどうかわかります。
それは当たり前のことです。
勝手に自分視点でわかったと言っているだけですから^^;。
ただし、自分視点でわかったつもりになるのは主に考え方や人となりです。
技術的なことで判断する訳ではありません。
それができればお医者さんはいりませんね。

今も昔も主流からはずれた意見を述べたりすると罵倒されることもあります。
何が真実かは難しいことです。
一つだけ言えるのは、必ずしも「今」が正しいとは限らないことです。
「昔」も過去には「今」の時があって、その時は正しいと思われていました。
いつかは「今」も「昔」になるのです。
医療に限らず「今」の思いが正しいとは限りません。
それと視点を変えれば物事は正しくも正しくないも変わるということは先に述べた通りです。

このブログのテーマがアトピーなので、最後は少し強引にアトピーにつなげました。ですが、今回本当に言いたかったのは、ネットやテレビでも、自分を上げる方法なのかもしれませんが、簡単に人を馬鹿にし過ぎだと言うことです(たとえそれが本当だとしてもです。バカだアホだ狂ってるなどと言う言葉は聞きたくもない)。
相手の立場などを慮り、建設的な意見を出したり、議論をして欲しいものです。
あらばかり探して、揚げ足を取り、本筋から離れたことばかりに時間を費やすような議論は見たくありません。
最近の新型コロナのことについても、ノーベル賞の山中伸弥さんは素人意見に対して、冷静に丁寧に紳士的に説明されていました。
凄く尊敬できます。

 

 

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2020年3月31日 (火)

いつかくるかもしれない恐怖

今回は寿命の話です。
以前にほんの数行だけ寿命に触れたことがあったかもしれません(申し訳ありませんが失念してしまってます。あらためて探そうという意欲がないことに年を感じる^^;既にメインテーマで扱っていたとしたらいよいよ危ないかも^^;)。
アトピーのブログで寿命ってなんだと思われるかもしれません。
特に根拠があって書こうと思ったことではなくて、脱ステでひどかった時にちょくちょく考えていたことで、今もたまにどうなんだろうと考えてしまうことなのです。

皮膚のサイクルは28日だと聞いたことがある人も多いと思います。
そのサイクルを簡単にいうと、基底層できた新しい細胞が有棘層、顆粒層、角質層へとだんだん身体の外側へと移り、最後に垢となってその役目を終えるというものです。
これをターンオーバーというそうで、このサイクルが28日なのです。
私がいつこのことを知ったか忘れてしまいましたが、脱ステに入る前には28日のサイクルがあることを知ってました。
脱ステのひどい時って異様なくらい皮が剥けます。
冒頭で僕が考えてしまうと言ったのは、脱ステの時のサイクルはどうなの?ってこととそれがもたらす未来のことです。
脱ステのひどい時は、毎日毎日、血が出ても、肉に爪が食い込んでも、瘡蓋が爪の間に入り爪が剥がれそうになっても、寝ても覚めても掻きむしります。
薄皮ができたと思っていても、次の瞬間には掻き破っています。
とてもじゃありませんが、28日も身体の表面に皮膚として残っているとは思えません。
毎日どころか毎時間新しい皮膚が生まれているのではないだろうかとさえ思ってしまいます。

いきなりですが、テロメアという言葉を聞いたことはないでしょうか。
私の場合、脱ステを始める数年前には何かの本からテロメアのことを知っていました。
結構、昔から研究されているようです。
テロメアとはギリシャ語で末端という意味で、細胞の染色体の末端にあります。
なんでも細胞が分裂を繰り返すとこの末端であるテロメアはだんだん短くなるそうです。
そして、ある一定の長さを下回ると細胞が分裂しなくなります。
これを細胞老化と呼びます。
(詳しい説明はウィキペディア等を参照してください)
こういった特徴から、テロメアは老化の原因の一つではないかと昔から言われてきました。
しかし、この細胞老化と個体の老化の関連性についてはまだ解明されていないとのことです。
ただ、いろんな事柄から老化との関連性は高いと考える方は多いようです。
例えば、クローン羊のドリーはすぐに死んでしまいましたが、テロメアが普通の羊と比べて短かったそうです。
また、赤ちゃんと老人を比べるとやはり老人の方がテロメアは短いそうです。
生きるという過程で細胞分裂を繰り返している訳ですから、細胞分裂できなくなるということを老化と結びつけるのは自然な考え方だと思われます。

もう私が何を恐怖に思っているかは言わなくても分かると思います。
脱ステで毎日のように皮膚を掻きむしっていた私の皮膚は普通の人の皮膚よりも28倍(大袈裟に言うとですが…)速く細胞分裂を繰り返していて、その分普通の人より老化が早いのではないかと言うことです(そうではなく、正常な皮膚の状態がないだけで、細胞分裂の回数は同じと考えることもできるかもしれませんが…)。
それがもし事実だとしたら、私がタイトルで「いつかくるかもしれない恐怖」と表現したイメージは次のような感じです。
ある日を境に皮膚の生成がうまくいかなくなり、数日で皮膚がボロボロになり、最後はまともな皮膚がなくなって全身むき身になり、数日で死んでしまうというものです。
少しパニック系のSF映画チックですが…
もし事実だとしても、イメージほどセンセーショナルではなく人より老化が早まるだけなんでしょうが…

ちなみにテロメラーゼという酵素が活性化するとテロメアが伸長するそうです。
運動、睡眠、瞑想でもテロメアが伸びたという研究もあるとか。
適度な運動、十分な睡眠、ストレスを溜めないということは老化にも良いのですね(おそらく、アトピーにも)。
今回の私の「恐怖」は的はずれかもしれませんが、健康で長生きするにはやはり運動や睡眠などが重要なんだろうと思います。

蛇足になりますが…
脱ステを経験して、私には常識的に考えてあまり好ましくないだろう死生観ができてしまいました。
それは「死」よりも「生」の方がよっぽどしんどいということです。
痛みや苦しみは嫌ですが、死ぬこと自体に全く恐怖は感じません。
楽になれると思ってしまいます。
脱ステがひどい時の苦しみがトラウマになっているのかもしれません。
数えきれないほど死にたいと思ったので…
脱ステを乗り越えたという一種のバーンアウトみたいなものかもしれません。
タイトルに恐怖という言葉を使いましたが、それは死のことではなく、センセーショナルな症状(といっても勝手な想像ですが^^;)のことになります。

 

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2020年2月29日 (土)

6割以上

2020年1月31日の読売新聞に『医の現場「アトピー性皮膚炎の学校(正しい治療と知識で治る)」』という記事が載りました。
関西版の記事みたいで、おそらく他の地区の方は目にしていないと思います。
冒頭の文面はもう定型文と言って良いかもしれません。
大人になってもアトピーに悩まされる人が多いということと1990年代のステロイドバッシングと脱ステ療法と民間療法が横行したことを書いてあります。
それらの関連性を明文化はしていませんが、ニュアンスとしては、ステロイド忌避によりアトピーが治らない大人が多い、と言いたいようです。
記事は羽曳野市にあるアトピーカレッジの紹介です。
そこでの治療方法は「TARC検査」と「プロアクティブ療法」の2つを軸としています。
これらについては今まで取り上げてきたことなので、ここでは説明は省きます。
他にも薬や食事、ストレスやアトピーそのものについての講義もあり、これらを2週間ほど入院して学びます。

そして記事では、その成果が受講生の6割以上の経過が2年後も良好だった、と言われています。
おそらく悪意はないと思いますが、6割以上というのは微妙な言い回しですね。
そう思うのは私だけかもしれませんが、6割以上と言われると7割や8割の可能性があるような気がしてしまいます。
でも7割の人が良好なら6割なんて書くはずありませんよね。
良い数字なんだから7割と書くはずです。
まあ実際には6割以上というのは6割強のことなんだと思います。
(良く思わせるようにこう言ったのかな?…この言い回しのことは本題とは関係ないです…^^;)
この数字、皆さんはどう思いますか?
やっぱりステロイドは有効な薬だ6割の人が良好なんだから、そう言えるのでしょうか?
実は私が脱ステを始めてしばらくは、ステロイドを使っているとみんな私のようになると思っていました。
詳しくは過去のブログを見て欲しいのですが、簡単に言うとだんだんステロイドが効かなくなって、塗る頻度、ステロイドのランクが上がっていくといったイメージです。
実際、私はそんな感じでした。
しかし、実態はそれなりに長く使えている人もいるようです。
おそらくこのアトピーカレッジに来る人の多くは、冒頭の文面の内容から、ステロイド忌避の人だと推測できます。
もし、ステロイド忌避になっていなかったら、このカレッジの結果と同じように6割強の人はステロイドでそれなりにコントロールできているのではないかと思います。
でも、やっぱり4割弱の人はコントロールできないのではないでしょうか。
アトピーの寛解と完治」で肌活の本を取り上げましたが、その本でも肌活などの取り組みやステロイド、タクロリムスなどの薬の活用をしていても、今後出るだろう新薬を期待していることを紹介しました。
結局、現状の治療法ではうまく行っている例はあったとしても限界がある(というか限定的?)のだと思っています。
ただし、「TARC検査」と「プロアクティブ療法」の治療方法については個人的にはもう少し状況を見て行きたいです。
昔のステロイドを使いまくる治療よりずっと良いはずですから。

ここまで読んで「でも、6割の人が良くなったんだからそれでいいじゃないか」と思われる人もおられるかと思います。
この新聞記事の中に+αというコラムがあります。
そこでは厚生労働省の2017年患者調査から、アトピー性皮膚炎の患者が30年前の2.3倍(51万3000人)になっていることが書かれています。
しかも、成人が患者全体の6割を占めているそうです。
何故増えたのか?私見ではありますが、それは食事と清潔志向とステロイドにあると思っています。
その中でもステロイドが一番影響が大きいのではないかと…
このブログの過去記事でも何度も取り上げていることで、アトピー関連本にもよく載っていることに、昔はアトピーは大人になると治る病気だった、というものがあります。
ここで、少し数字のお遊びを…
30年前のアトピー患者数:
 51万3000人÷2.3=22万4348人
30年で増えたアトピー患者数:
 51万3000人ー22万4348人=28万8652人
成人の患者数:
 51万3000人×0.6=30万7800人
あら不思議、増えた患者数と今の成人の患者数がよく似てる…(30年前というと初期にステロイドを使い始めた患者さんが大人になり出した頃でしょうか。もしかしたらすでに治らない大人が増え始めていた頃かも。まだステロイドバッシングは始まってないはずです)
この数字はともかく、ステロイド治療が始まってから治らない病気になってきた、という説を(都市伝説?)私はある程度信じています。
つまり、ステロイドが苦しみと苦しむ人を増やしているではないかと考えています。
このアトピーカレッジに来ている方々が過去にステロイド治療をしていたとします。
もしステロイドを使用していなかったら、その人たちは既に治っていたのかもしれません(ただし仮にこの説が正しかったとしても、治るまでは苦しむかもしれません。ステロイドを使わないということはそういうことです)。

子供の頃からアトピーで大人になってもアトピーの方の中で、ステロイドを一度も使ったことのない人ってどのくらいいるのでしょうか。
それだけでなく過去の使用量と現在の重症度の関係など…
こんなデータってあるのかなあと。

 

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2020年1月31日 (金)

アトピー完治直前の状態より

タイトルは「アトピー完治直前の状態より」としていますが、本来なら「ステロイド依存まで行った人の脱ステ後の完治直前の皮膚の状態からの考察」と言うべきかもしれません。
アトピーが治る時はこうなるではなくて、脱ステをしてボロボロになった人の完治直前の状態を説明した一例だと思ってください。
同じ脱ステをした人が同じ道をたどっているかどうかもわかりません。
ただ、アトピーは様態を示す言葉なので、脱ステ後の状態もアトピーと言える訳ですから、タイトルが嘘という訳ではありません。
ただし、あくまで一例ということだけは忘れないでください。

本来のタイトルでステロイド依存という言葉を使ったのは、娘もアトピー体質なのですが、ステロイドを使ってきた私と一度しか使ったことのない娘とで違う点があると感じたからです。
ここで説明する完治直前の状態はステロイド依存と関係すると思ったのです。
ちなみに娘が使った一度は乳児期に弱いステロイドを小児科で直接塗られた時だけです。
私は娘が生まれる前に脱ステを始めていたので、当然のことながら娘にもステロイドを使わせませんでした。

違う点とは、ここ数年良い状態を保っている私に残っていた1つの症状なのですが、その症状がこの冬とうとう出なくなったのです。
それは普段は全く気づかない知らない内に出ているホコリのような落瘡です。
これに気付くのはシーツを洗う時です。
脱ステ後のひどい時期は血だらけになるので、毎日のようにシーツを洗っていましたが、今は普通の人と同じように数日間は洗いません(きれい好きの人は毎日洗うかもしれませんが…)。
一般的な敷布団には縫い目があって、そこがくぼんでいます。
そのくぼんでいるところがホコリのようなすごく細かい皮で詰まるのです。
これは娘の布団には見られませんでした。
この違いがステロイドを使う使わないの差というには比較数が少なすぎて(理論上最少^^;)かなり乱暴なのですが、あくまで私の直感だと思ってください。
ちなみに娘くらい最初からステロイドを塗っていない人はかなり少数派だと思います。
(元々塗っていて止めた人はいくらでもいると思いますが…)

本題に入ります。
前提が前提なのでここからも私の直感の話だと思ってください。
本来のアトピーの場合、その原因を取り除くことができれば、症状はすぐに改善すると思っています。
しかし、ステロイド依存になるまでステロイドを使い続けた人は簡単には治りません。
脱ステ初期の症状はそれは悲惨です(ステロイド依存度によりますが)。
皮膚がボロボロになるだけでなく、自律神経系、ホルモン系、リンパ系なども異常をきたすことが多いようです(カテゴライズは正しくないかもしれませんが…また、それらの異常は脱ステが直接作用しているとも断言しません。副次的に作用している可能性は高いと思います)。
詳しい症状などはこのブログの初期の記事に書いてますのでそちらを見てください。
脱ステから皮膚が本当に何も問題がない状態にまで回復するにはどうしても時間がかかるのです。
ホコリのような落瘡もアトピーの症状が出なくなってから数えたとしても数年出ていたことになります。
他にも肘窩や膝窩(顔もかな)に1、2箇所、一度湿疹のようなものが出るとそのシーズン中、しつこく繰り返し出ることがありました。
痒みもほとんどなく、身体的影響はあまりないのですが、全体的なアトピーの症状はないので、どうしてここだけしつこく出るのかなと思っていました。

私はアトピーは身体の何らかの異常が皮膚に出ることだと考えています。
その原因は外から来ることもあれば、中にあることもあります。
アトピーの人は皮膚バリアが弱いのですが、皮膚バリアが強いと同じ原因にさらされたとしてもアトピーにならないことも考えられます(何らかの原因が皮膚バリアを弱くすることもあるかもしれません)。
つまり、今私がアトピーの症状が出ていなくても、全く問題がないとは限らないのです。
繰り返し出ていた湿疹が出なくなったのもホコリのような落瘡がなくなったのも、皮膚バリアが普通の人レベルに回復したからだと思っています。
そして、その回復は一朝一夕には行かないのです。

オーストラリアの山火事、大変ですね。
地球温暖化の影響だと言われています。
オーストラリアの例を出さなくても、地球温暖化については最近だとほとんどの人が天候の変化で実感しているのではないでしょうか(それでも科学的に証明されている訳ではないのですが…)。
プラごみの問題もよく報道されるようになりました。
化石燃料もプラスティックも実に便利なもので、私たちの現在の生活には切っても切れないものになっています。
地球温暖化もプラごみも便利さを追い求めた結果です。
私はステロイドも同じだと思っています。
原因を省みず楽だからとステロイドにおんぶに抱っこしているとしっぺ返しを食います。
因果関係のない例を用いて、納得させようとするのはあざといと言う人がいるかもしれません。
そう、確かにあざといです。
化石燃料と地球温暖化に関係があったとしても、ステロイドの例とは関係のないことです。
でも、便利さの裏にはなにかある、そういうものだと思っています。

ステロイドにも主作用と副作用があります。
アトピーにおけるステロイドの主作用と言えば、炎症を抑えることでしょう。
一方、副作用にもいろいろとありますが、ここでは皮膚の薄化を挙げておきます。
主作用、副作用、人によってもどうでるかは違うはずですが、基本これらはトレードオフになっています。
都合よく主作用だけを享受する訳にはいかないのです。
炎症を抑えることばかりに躍起になって、使い過ぎると皮膚の薄化が進みます。
これは皮膚のバリア機能を損なう、つまり、アトピーになりやすくなることにつながるのです。
これが便利さを求めた結果です。

お医者さんは言うかもしれません。
ステロイドの主作用を最大限に生かすノウハウを持っていると。
それを信じるかどうかは個人個人が判断するしかありません。

ちなみに地球温暖化は科学者たちが1972年の国連人間環境会議で警鐘を鳴らしています。
1972年です、1972年!!
今は2020年です。
今まで有効な対策を打てなかったのは何らかの力学が働いているからです。
ああ、またあざといことをしてしまいました^^;。

 

 

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2019年12月31日 (火)

正規分布

正規分布ってご存知でしょうか?
よく学校の成績などで出てくる山型の分布図です。
ベルカーブ(鐘形曲線)などとも呼ばれるみたいです。
分かりやすく説明してくれているところがないかと思いましたが、詳しい説明となるととたんに数式が出だして、数学が嫌いな人などはチンプンカンプンになってしまいます。
ここの最初の説明くらいが比較的わかりやすいでしょうか。

 

正規分布を使って、ここで言いたいことを学校の成績のケースを使って、ごく簡単に説明すると(正規分布の説明だと言うと怒られそう)、メチャ賢い人とどうしようもなく出来が悪い人はごく少数で、そこそこ賢い人とそこそこ出来の悪い人はそれよりもう少し多くて、平均に近い普通の人ほどワンサカいる、といった感じでしょうか^^;。
正規分布なんて言葉わざわざ出すこともなかったのでしょうが、メチャ賢い人は少なくて普通の人は多いっていうようなことは、ほとんどの人は経験的に知っていることだと思います。
成績だけではなく、自然界にも正規分布で表されるものはよくあると、上記の説明のリンク先でも言われています。

 

正規分布と直接結びつけるのは少々無理があるのですが、薬の効き方などでもある程度こういう傾向があるのかなと想像しています。
臨床試験を経て、世に出てきた薬というのは、多くの人にそこそこ効くのだと思います
(臨床試験や治験で検索してみると効果を示すのも簡単ではなさそうですが…薬の種類にもよるのでしょうが、実際には鐘形にはならずにだらんと横に広がったような形になるのかも…)。
一般的な人は薬というと鐘形どころか、普通に効くものだと思っています。
想像ですが、正規分布的に効果が示される薬があれば効果のあるかなり優秀な薬と言えるのではないでしょうか。
実際にはもっと優秀な薬もほとんど効果がない薬もあると思いますが、いずれにしても人によって効かないケースもある訳です。
効く効かないはもちろん、副作用が出る出ないもあります。
お医者さんの役目はそこの見極めにあると言っても言い過ぎではありません。
この薬は実績があるから大丈夫ですよと言って、ろくに観ないお医者さんがいたら、その実力を疑っていいと思います。

 

ちなみにお医者さんの良さ(曖昧な表現ですが^^;)を図に表すとどうなるでしょうか。
きれいな鐘形になるでしょうか?
今まで生きてきた経験でいうと、サラリーマンの実力などはきれいな鐘形になるような気がします。
なりたくてなった人、なりたくなくてなった人、能力のある人ない人、様々なのでそうなりやすいと思います(母数も多いです)。
とある家庭教師の人は私立の学生の子を見ることが多いのですが、医者になれという親が多くて、その多くの動機が不純です(受け取り方によっては純粋と言えるるかも^^;)。
動機とは簡単にいうと、お金と地位ですね。
しかも、親ばかりではありません、
中途半端な私立の教育は人を蹴落とすことばかり教えています(私立でひと括りにしたら怒られそうですが、よく聞きます)。
成績が悪い者をミソクソに扱います。
エリートを育ててるつもりでしょうが、同時に落ちこぼれを作っていることに気づいていません。
そういう落ちこぼれを蔑む土壌も作ってます。
その中をくぐり抜けてきた人が多くいる世界です。
そのあたりは『医療幻想―「思い込み」が患者を殺す(久坂部羊著、筑摩書房刊)』でも書かれています。
個人的感覚では、お医者さんの良さの鐘形はかなり左側にあるような気がします。
普段の生活では年に数度ムカつくことがあるかどうかですが、お医者さんに行くと数回に一度はムカつきます。
普段の生活の母数が不明なので正確な数字は出ませんが、ムカつく割合はニ桁、三桁は違うような気がします。

 

ついでになりますが、どんなに努力してもなれないものにはなれないことはあります。
正規分布の一番右側にいるような人にはなれる人しかなれません。
たとえば、大谷翔平さんのようにボールを遠くに飛ばせる人は日本のプロ野球の選手にもいない訳ですが、だからといってその原因が努力不足とは言えません。
比較など不可能ですが、大谷さん以上に努力しすぎたばかりに身体を壊してプロになれなかった人だっているかもしれません。
これは能力は決まっていて努力が無駄だと言いたいのではありません。
能力が決まってないとは言いませんが努力はその人なりに有効だと思います。
一般的に努力はほとんどの人のためになるはずです。
ただ、スポーツに限らず、勉強でもなんでも、成功例はもてはやされ、子どもの教育や自己啓発法などに還元されていきますが、トップクラスの成功例と比較してしまうと、残念ながらほとんどは失敗例となってしまいます。
そして、できなかった子どもや自分自身を責めます。
成功を讃えることは必要ですが、失敗を蔑むことは不要だと思います。
社会的には成功は強力な判断基準ですが、家族を含めまわりにいる人は結果以外も見てあげる必要があるような気がします。
正規分布の鐘形の図を見て、こんなことを考えてしまいました。

 

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2019年11月30日 (土)

アトピーの寛解と完治

寛解という言葉を砕いて説明すると「まあ大体良い感じを保っている状態」となるでしょうか。
正確にはココ(コトバンク)を参照してください。
実際には病気の種類によってはたとえ完治していたとしても、そうは言い難いものも多いと思われます。
風邪や怪我などの一時的な症状の場合、それが治れば完治と言いやすそうですね。一方慢性的な疾患の場合は、一時的な改善が見られても完治とは言い難く、寛解と呼ぶべきなのかもしれません。

前回に続いて今回も「頑固なかゆみもアトピーも1分肌活で必ずよくなる(豊田雅彦著、三笠書房刊)」という本を見てみたいと思います。
ここでも寛解という言葉が使われていますが、その話題は後に回して、まずはこの本についての感想を述べたいと思います。

「これを知れば食物アレルギーまでよくなる!」という節を引用します。
口から体に入った食べ物はアレルギーの原因になりにくくなるので、乳幼児期から与えていいと考えられるようになりました。
口からよりも、皮膚を通して体に入った成分のほうが、食物アレルギーを引き起こしやすいことが明らかになっています。
これは、以前このブログでも取り上げたとがあります(「新しいアレルギー治療」)。

後でも触れるのですが、この本の良いと思うところは巻末に皮膚トラブルの原因をあげていることだと思います。お医者さんの中には対症療法一辺倒の方も少なくありません。

汗をかくことも推奨されています。このブログでも取り上げましたが(「脂肪とアトピー(汗)」)、これに関しては標準治療の考え方としても定説になっているのかなとも思ってます。
個人的にもアトピーの方には怖がらずに、汗を流すことをおすすめします。

次は「『脂質』だけはよく選ぼう」という節です。
以下、引用です。
脂質の構成成分である脂肪酸は、皮膚に大きな影響を及ぼします。
皮膚にとってお勧めなのは、アレルギーや炎症を抑える作用がある「オメガ3系脂肪酸」です。
リノール酸などのオメガ6系脂肪酸は摂って悪いわけではない。必須脂肪酸でもあるが、加工食品などで使われていて過剰に摂りがちである。
これは少し前に取り上げたばかりです(「脂肪とアトピー(ファットアダプト)」)。
私は最近も積極的に摂っています。

この本のメインテーマは肌活です。
私の経験では保湿剤などはそれほど積極的に利用しませんでした。
その理由としては、そもそも自らのアトピーを真剣に考えるようになったのは、徐々に効果が薄れてきたステロイドを疑い始めてからで、脱ステが先に来たことにあります。
ひどい脱ステの状態というのは保湿剤ごときでなんとかなるものではありません。
ごうごうと燃えている火事に小さなバケツで水をかけるようなものです。
いろいろと試したものの、意味がないと思い、しなくなりました。
じゃあ、肌活自体に意味がないかというとそうは思いません。
初期のアトピーやまずまずの状態を保っている時、その状態を保つため、ステロイドに依存しないように、などなどの細かな理由もありますが、いわゆるアトピー素因の中の皮膚の乾燥に関わるものなので、どんな状態においても意識しておくべきことなのかと思います。
先ほど挙げた汗をかくことや脂質を摂ることは私もおすすめしたいです。
保湿剤に関しては個人的には人工的に作られた化学物質によるものはあまり信用していません(良いもの、悪いもの玉石混交なのかもしれませんが…)。
人間の皮膚の良い状態に近づけるもの、もしくは近いものが良いと思っています。
ただ、個人的には保湿剤にはあまり頼ったことがなく保湿剤に関する経験値は低いので、話半分でお願いします。

この本で良いと思ったことが、巻末にあるさまざまな皮膚トラブルの原因集です。
この原因を知るということは大変重要だと思います。
今まで過去のブログ記事の中で何度も言ってきたことですが、原因を追求せずにステロイドで抑えることを繰り返していたら、ステロイド自体が皮膚トラブルの原因になり、負のスパイラルに陥ると考えています。
皮膚科医にはお世話になったのは10数年前になりますが、少なくともその時代のお医者さんに真剣に原因を追求しようとするお医者さんには出会えませんでした。
ステロイドで抑えることがお医者さんの役割だったようです。
やっとステロイドの使い過ぎは良くないと標準的な皮膚科医が言う時代が来ましたが、原因究明がないことには口だけになってしまいます。
アトピーと診断され対症療法だけしていた人の原因がこの原因集に載っているかもしれません。
的を得た原因対策がとれれば、薬はいらなくなるはずです。
肌活がメインの本にこれを載せたことは、この著者のお医者さんの慧眼なのかなと思います(ページ稼ぎとは思いたくない^^;)。

しかし、納得いかない部分もあります。
「顔との相性には気をつける」の節では、特に皮膚が成長期の赤ちゃんの顔にステロイドを間違った判断で塗ると皮膚の成長が止まってしまうと言っています。
一方、「自己流治療の恐ろしさ」の節では乳幼児にベリーストロングのステロイド外用薬を塗るやり方を説明しています。
これは「最初にガツンとする」この著者の信念だそうです。


事実、この著者の治療においてこれが上手く行っていたとして、世のどれだけの患者が問題なく治療できているのでしょうか?
ある箇所ではステロイドを怖がる親の間違いを取り上げ、ある箇所ではステロイドを塗りたがる親のやり方のまずさを指摘しています。
また、プロアクティブ療法の箇所ではお医者さんの中でも考え方の違いがあることを指摘しています。
これら一見矛盾にも見えることは今のアトピー治療の現状を映し出しているような気もしますが、それでも、もし、この本に書いてある著者のやり方が正しいのなら、早く普及して現状の問題を解消してほしいものです。
こういった一般向けの本はもしかしたら医学界ではあまり快く受け入れられないのかもしれません(スタンドプレー、儲け主義などと思われる?)。
学会でも発表している内容かもしれませんが(そう書いていたかも)。

この本では、アンテドラッグのことも書かれていました(「アンテドラッグ」)。
また、当然のことのようにタクロリムスも使われるようですし、シクロスポリンとデュピルマブについてはこんなことも言っています。
今後は、アトピー性皮膚炎の発症機序に迫る治療法や治療薬開発の大きな進展が期待されるのです。
うーむ「肌活が普及されることを期待」が締めの言葉ならまだ信用できるのですが、やっぱりそれじゃダメなの?と思ってしまいます。

前回、「堂が歪んで経が読めぬ」ではこの本の体験談(成功例)を紹介しました。
新たな治療法や治療薬に期待と言うことはおそらく上手く行っていない例もあるのでしょう(おそらく少なくない)。
この本でアトピービジネスを名指しで否定することはなかったと思いますが、皮膚科学会の重鎮(元)がたまたまだと否定したアトピービジネスでの成功例とさほど違いはないのかもと思ってしまいます。
短期的に見ると私の場合もステロイドで治まる時期などいくらでもありました。
これはこの本だけでなく、食事療法など別の方法をされている方の場合でも同じです。
たとえば、ステロイドと併用でする食事療法がうまく行っていると言われる方もおられますが、ステロイドを普通に使用するだけでも、何年も問題ない場合もあります。
ステロイドが効いているのか、食事療法が良いのか、別の要因かを判断するのは簡単ではありません。
この本の体験談においても同じです。
短い目で見れば成功と言えるのかもしれませんが、今後どんな状態を維持できるのかは分かりません。
長期的視点が必要だと思います。

さて、最後に寛解の話をします。
この本では肌活とたまにステロイドなどの薬を使うことで良好な状態を維持できれば寛解と考えているようです。
これに関してはまったく同意できます。
たとえば、日常的肌活をこなし、数カ月に数日ステロイドを塗る。
これが恒久的に続くのなら問題ないと思います。
この数カ月が1ヶ月、1週間になるようでは困ります。
また、5年間は保っていたが、その後に症状が爆発的に悪化したというのも寛解としては認めたくないです。

ここからは科学的根拠のない、まったく個人的な意見です。
この本で言う寛解はあるかもしれません。
それは否定しませんが、ステロイドを使っている限り、完治は難しく、多くはよくて寛解を目指すしかないと思っています。
さらに言うと低年齢でのステロイドは多くの場合、ステロイド有りきの身体になり、ステロイド無しの完治の道を閉ざしているのではないかと考えています。
私にはアトピーにおける寛解という言葉はステロイドと切っても切れない関係のような気がします。

アトピー関連のお医者さんの本でも長期的視点に立ったものになかなか出会えません。
ステロイド忌避のことを信仰みたいだと言われることがありますが、科学が答えを示さない以上、信仰に頼るしかないのが実情かなと思います。

この記事を偶然でも読んだ人は結局何が良いのかさっぱり分からないと思いますが、最終的には自分の身体を通した感覚で何が信じられるかだと思います。

 

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2019年10月31日 (木)

堂が歪んで経が読めぬ

頑固なかゆみもアトピーも1分肌活で必ずよくなる(豊田雅彦著、三笠書房刊)」という本を読みました。
このブログを継続して読まれている方は私の考えをご存知かと思いますが、私はアトピー治療においてステロイド外用剤やタクロリムスなどの使用には懐疑的な見方をしています。
その点においては、この本の考え方と私の考え方に相異がありますが、食事に関する考え方などかなり近いものもありますし、薬以外の点も重視されています。
過去に(相当の過去ですが)私が受診したことのあるステロイド一辺倒のお医者さんよりはずっと信頼できるように思います。
薬を使うことに抵抗感のない、標準治療が良い(標準治療でも良い)方などは一度目を通された方が良いような気がします。
(※私は最近の皮膚科事情に疎いのでこの本に書かれていることは既にスタンダードになっているのかもしれません)
本来ならば、この本に関する詳細な感想を先に書くべきなのですが、それは次回に報告することにします。
今回は本題とは逸れますが、この本に書かれていることで少し気になった点があったので、それについて書きたいと思います。

治療がうまくいかず右往左往する患者さんを非難したり、それをアトピービジネスのせいにしたり、そういった患者さんを取り上げるメディアを非難したりするお医者さんは未だに多いようです。
今回はそんなお医者さんに一言、言っておこうと思った次第です(この本の著者に対してではありません)。
と言っても、過去に何度も言って来たことの繰り返しなのですが…
この本からも、そういった患者さんを作ったのは皮膚科医自身であることがはっきりとわかります。
この本が100%正しいとすると(ちなみに実際にはほぼ正しいとしても全ての人に良いとは限らない。それが生命の世界です)、これ以上アトピーで苦しむ患者さんを出さないために皮膚科医がすべきことは、患者さんやアトピービジネスなどの他者批判ではなく、自分の身を正すことでしょう。

本から引用させていただきます。

プロアクティブ療法の説明より
『なお、現状では、どの皮膚科でもプロアクティブ療法を受けられるわけではありません。医師によって考え方や治療方針が異なるからです。「日本皮膚科学会が推奨している外用方法であって、すべての患者に適応できる療法ではない」と考える医師もいれば、プロアクティブ療法の意義や方法を十分理解していない医師もいます。さらには、プロアクティブ療法をそもそも認めず、リアクティブ療法のほうが正しいと考える医師もいます。』

リアクティブ療法が正しくないのなら、過去一体何人の方が間違った治療を受けていたのでしょうか?
そして、それがどれくらい悪化の元になったのでしょうか?
しかも、それは続いているようです。

体験談2より
『やがてわかったことがあります。いくら皮膚科に通っても治らないため、お母さんが医療不信に陥っていたことです。どの医師も、「治らないライン」に沿って治療していたのです。その点は、医師の大きな責任だと思います。』

体験談3より
『C子さんは乳児期にアトピーを発症し、近くの皮膚科医に処方されたステロイド薬を使っていました。当時は、まさか30すぎてまでアトピー性皮膚炎に苦しむとは思ってもなかったそうです。〜 中略 〜 ストレスが原因で全身にかゆみと炎症が起きて悪化し、ステロイド外用薬を多量に使うようになります。〜 中略 〜 C子さんは近くの皮膚科医から適量を教わったことはなく、そのため、途方もない量を塗り続けていました。』

体験談2つについては特に説明は不要ですね。

ここからは過去に何度も書いていることです。
昔は患者さんはおそらくほぼ100%皮膚科医を信じていました。
そして何の疑問もなくステロイド外用剤を使用していました。
そしてうまくいかない患者さんがどんどん出てきたのです。
うまくいかない治療がメディアに叩かれたこともありました。
うまくいかない患者さんがいろんなことを試すこともありました。
いろんなアトピービジネスも生まれました。
これらは事実です。

どこを正すべきか、わざわざ明示しなくてもわかるはずです。
自分たちが蒔いた種です。
それが美味しい実か不味い実に成長したのか私にはわかりませんが、実は自分たちで収穫してほしいところです。
そのためには、まずは客観的な治療データを世に出していくことが第一歩だと私は思います。

(※「堂が歪んで経が読めぬ」の意味はこちらを参照ください)

 

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