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2020年6月30日 (火)

アトピーの新薬(デルゴシチニブ)

今回はアトピーの新薬についてです。
以前はデュピルマブという薬を記事にしたこともありました(「アトピーの新薬(デュピルマブ)」)。
私は今回紹介する新薬をつい最近知ったのですが、今年のはじめには販売まで承認されていたようです。
私が知ったのは↓の記事です。
世界初、アトピー性皮膚炎への外用JAK阻害薬
JAK阻害薬というのは関節リウマチの薬ですでに使われているもので、それを外用薬としたのが世界初ということのようです。
免疫異常による炎症反応にはサイトカインという物質が関わっていて、この薬はそのサイトカインの伝達に必要なJAKという酵素を阻害するのだそうです。
アトピー性皮膚炎の原因に免疫異常という考え方もあり、そこからこのJAK阻害薬が有効と考えたのではないかと思われます。
外用薬で報告されている副作用を記事から抜粋します。
「適用部位毛包炎(2.4%)、適用部位ざ瘡(2.2%)、カポジ水痘様発疹、適用部位刺激感、適用部位紅斑(各1%以上)など」
主に塗ったところに出る副作用のようです。
アトピーのための薬ではありませんが、内服薬の方では感染症だけでなくリンパ球減少などの血液系、肺炎や肝機能障害などの可能性があるようです。
詳しくは「JAK阻害剤(関節リウマチなどの治療薬)の解説」を参照してください。
この新薬は免疫抑制系の薬のようですから、免疫力低下による感染症が主な副作用になるのでしょう。
ステロイドでしばしば議論になるのが、外用と内服の副作用の違いです。
この新薬でも外用と内服では違いがあるようです。
適用部位だけなのか、肝臓などの身体の内部まで及ぶのかです。
ステロイドの副作用を気にする患者さんが「それは内服の副作用で外用では出ません」と説得される例をネットなどでもよく目にします。
これについて、この記事を書くためにちょっとネットを検索して気付いたのですが、どうやら最近では「かなりの長期間強いランクのステロイドを使わない限り内服のような副作用は出ない」という条件がつくようになっています。
昔はこの条件はほとんどつかず、外用ではそんな副作用はでないの一点張りだったと思います。
時代は変わりました。
それはともかく、この新薬においてもステロイドのような副作用の議論が出るのかもとふと思いました。
「治療開始4週間以内に皮疹の改善が認められない場合には、使用を中止する。」とのことなので、かつてのステロイドのように外用で内服の副作用が出るほど使わせることはないのかと一瞬思いましたが(本当に出るかは別にしてですが^^;)、実は劇的な効果が出るために、後に副作用で困ることになったのがステロイドなのだと私は考えています。
この4週間という目安が副作用を懸念してのことだとしたら、たとえ効果があったとしても注意しなければならない目安であることはお医者さんにも患者さんにも意識してほしいところです。

この新薬についてですが、個人的にはそれほど期待できないような気がします。
というのはそもそもアトピーというのはいろんな原因があるからです。
それは大元の原因だけでなく、症状の出る部分においてもいくつかのパターンがあるのではと思っています(これは素人の何の根拠もない考えですが^^;)。
ですからこのJAK阻害が有効なケースもあるかもしれませんが、そうでないケースも多々あると考えています。
お医者さんからすれば、そこそこの効果が得られれば、それがたとえ一部の人だけだったとしても、手持ちのカードが増えるので有り難いのではと想像しますが…
また、長くステロイドを使っているアトピー治療をしてきた人はそのステロイドの影響(副作用)から回復しなければならないと思っています。
おそらくそれはどんな薬でも治せません。
自らの治癒能力にかけるしかないのです。

この新薬やステロイドに限らず私はあまり薬を信用していません。
それは薬のほとんどが対症療法だからです。
もちろん、必要不可欠なケースも多々あることは理解していますが、気休めでしか過ぎないケースや原因を省みずに薬に頼り過ぎることで逆に健康を害するケースも多いと思われるからです。
このブログではいろいろとたとえ話をすることがありますが、薬は借金にたとえるのが一番ピタッと来るような気がします。
過去に「薬とローン」でもお伝えした通りですがもう一度…(いや三度目かも^^;)
 アトピーが出る→ステロイドで抑える→原因がわかり対策をする→ステロイドの影響がとれる。
これは
 お金がなくなる→借金で立て替える→お金を稼ぐ→借金を返す。
によく似てます。
ステロイドも借金も他の薬でもこの範囲では有効です。
 アトピーが出る→ステロイドで抑える→ほっとくとまた出る→より強いステロイドで抑える。
これは
 お金がなくなる→借金で立て替える→それをまた使い尽くす→また借金をする。
によく似ていますが、これを繰り返すとステロイドの場合は副作用まみれになり、お金の場合は利息もあって借金まみれになり首が回らなくなります。
クレジットカードで一括払いをすることがあると思います。
これはほとんど借金の部類には入らないのかもしれませんが、薬もそのくらいに留めておいた方が良いのではと思ったりします。
根本的な原因を見つけるのは確かに大変ですが(特にアトピーは)、それは探し続けるしかありません。
首が回らなくなる前に…(アトピーがひどくなると本当に首を回せなくなります^^;)。

 

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