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2020年4月30日 (木)

さまざまな視点

今回の話題は(もかな?^^;)今までブログを読んでくれている人にとっては何の新鮮味もないものかもしれません(内容は繰り返し感が抜けない…)。

人にはいろいろな立場、視点があると言うのは言われればもっともその通りだと思うことでしょうが、世間を見ていますと何か真理やゆるぎのない常識が存在しているかのような議論が散見されます。
どういう時にそういうことを感じるかと言うと、自分の意見と違う意見に対して、その相手のことを罵倒したり、馬鹿にしたりすることを目の当たりにした時です。
罵倒する人は100%自分が正しいと思っている訳です(中には人を操る技術としてそうする人もいるかもしれませんが…ここは性善説で^^;)。
しかしながら、例えば最近の世界的な問題である新型コロナに対する施策でも、人道的、経済的、国の財政的、短期的、長期的と視点を変えれば、同じ答えは出てきません。
いやどんなことにもベストなベターな解決策があるはずだと思う方は罵倒したりする人と答えや表現方法は同じでなくてもよく似た考え方をしているのかもしれません。
あったとしても、その解決策はあくまでもその人にとってのものでしかありません。
もちろん、同じ視点での良し悪しはあるのでしょうが…
例えば戦争にもそういった面があります。
自国の論理で正義を振りかざし攻撃するのです。
ですが、相手国には相手国の正義が存在します。
正義と正義のぶつかりあいです(それぞれが思う正義)。
もっと言うと罵倒する人にですら、その人なりの論理がある訳です。

読売新聞の時代の証言者という記事は、今(2020年4月29日現在)山崎章郎さんと言う方の連載をしています。
終末医療に取り組まれている方で「病院で死ぬということ(山崎章郎著、文藝春秋刊)」は失礼ながら未読ですが、題名は聞いたことがあります(映画にもなっているのでみなさんの方がご存知なのかも^^;)。
その新聞記事からの抜粋です。
『医師は「治る」と説明してきたので、患者がどんなに衰弱しても、医療のレベルを下げられません。弱った体が受け止めきれず、脚はぱんぱんにむくみ、お腹に水がたまる。そして、患者の医師とは無関係に過剰医療が続けられた末、苛烈な蘇生術を経て最後を迎えます。』
これは山崎さんが若かった頃の経験です。
こういった経験は山崎さんが終末医療を考えるきっかけになったそうです。
このブログでは終末医療において何が正しいかについては論じませんが、立場が変われば方法が変わることは間違いありません。
生きる見込みはほぼ無いとわかっていても全力を尽くさなければならない立場にいる医師と、何が患者にとって大切なのかを考え始めた医師とでは自ずとできることは変わってきます。
医師だけではありません。
家族でも同じです。
あらゆる手を尽くして欲しいという家族と痛みや苦しみだけとってあげて欲しいという家族がいます。
家族視点の方が医師視点よりも患者に寄り添うことができそうですが、必ずしもそうならないのは以前別の本で読んだことがあります。
家族にもそれぞれの考え方があるのです。

知り合いの医師に経営にしか興味がない人がいます。
いくつか医院を所有し、自分も医師としてそこに名は置くものの、メインの診療は親類の医師や雇った医師に任します。
そして、開業や経営の指南を講演したりと、全国を回ることもあります。
彼の視点はいかに儲けるかです。
医師と言うよりビジネスマンですね。
他にも…
大学病院や総合病院などで身を粉にして働く勤務医。
行列のできる患者をいかに捌くかを考える医師。
訴えられるのが怖くて言い訳ばかり用意する医師。
病気の謎の解明に重きを置く学者肌の医師。
患者の言いなりの医師。
などなど…
これらもはっきりと分かれている訳ではなくて、患者さんのことをちゃんと診たいと思いつつ、人並みに休息のある生活をしたいと思いつつ、もっとお金が欲しいなどなど医師と言っても人間ですからその人間らしい思いの中で揺れ動いたりするのは当然のことです。

また、これらは個人の例ですが、医療界全体の流れに左右されることもあるでしょう。
先ほどの終末医療なども昔にも個人的に考えていた方もおられたでしょうが、最近では医療界全体で考えられるようになっているようです。
全体の流れというのはアトピーでもあるようです。
昔は「とにかくステロイドを塗っておけばそれだけで良い」が主流でしたが、いつの間にか「どんな薬も使い過ぎれば問題ある」、「プロアクティブと保湿でコントロール」になっています。
当然のことながら、薬の出し方などもそれに沿ったものになっているようです。
間違いなく今と昔では変わってきています。

少し話がずれますが…
私は大体初診の時に良いお医者さんかどうかわかります。
それは当たり前のことです。
勝手に自分視点でわかったと言っているだけですから^^;。
ただし、自分視点でわかったつもりになるのは主に考え方や人となりです。
技術的なことで判断する訳ではありません。
それができればお医者さんはいりませんね。

今も昔も主流からはずれた意見を述べたりすると罵倒されることもあります。
何が真実かは難しいことです。
一つだけ言えるのは、必ずしも「今」が正しいとは限らないことです。
「昔」も過去には「今」の時があって、その時は正しいと思われていました。
いつかは「今」も「昔」になるのです。
医療に限らず「今」の思いが正しいとは限りません。
それと視点を変えれば物事は正しくも正しくないも変わるということは先に述べた通りです。

このブログのテーマがアトピーなので、最後は少し強引にアトピーにつなげました。ですが、今回本当に言いたかったのは、ネットやテレビでも、自分を上げる方法なのかもしれませんが、簡単に人を馬鹿にし過ぎだと言うことです(たとえそれが本当だとしてもです。バカだアホだ狂ってるなどと言う言葉は聞きたくもない)。
相手の立場などを慮り、建設的な意見を出したり、議論をして欲しいものです。
あらばかり探して、揚げ足を取り、本筋から離れたことばかりに時間を費やすような議論は見たくありません。
最近の新型コロナのことについても、ノーベル賞の山中伸弥さんは素人意見に対して、冷静に丁寧に紳士的に説明されていました。
凄く尊敬できます。

 

 

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