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2020年2月29日 (土)

6割以上

2020年1月31日の読売新聞に『医の現場「アトピー性皮膚炎の学校(正しい治療と知識で治る)」』という記事が載りました。
関西版の記事みたいで、おそらく他の地区の方は目にしていないと思います。
冒頭の文面はもう定型文と言って良いかもしれません。
大人になってもアトピーに悩まされる人が多いということと1990年代のステロイドバッシングと脱ステ療法と民間療法が横行したことを書いてあります。
それらの関連性を明文化はしていませんが、ニュアンスとしては、ステロイド忌避によりアトピーが治らない大人が多い、と言いたいようです。
記事は羽曳野市にあるアトピーカレッジの紹介です。
そこでの治療方法は「TARC検査」と「プロアクティブ療法」の2つを軸としています。
これらについては今まで取り上げてきたことなので、ここでは説明は省きます。
他にも薬や食事、ストレスやアトピーそのものについての講義もあり、これらを2週間ほど入院して学びます。

そして記事では、その成果が受講生の6割以上の経過が2年後も良好だった、と言われています。
おそらく悪意はないと思いますが、6割以上というのは微妙な言い回しですね。
そう思うのは私だけかもしれませんが、6割以上と言われると7割や8割の可能性があるような気がしてしまいます。
でも7割の人が良好なら6割なんて書くはずありませんよね。
良い数字なんだから7割と書くはずです。
まあ実際には6割以上というのは6割強のことなんだと思います。
(良く思わせるようにこう言ったのかな?…この言い回しのことは本題とは関係ないです…^^;)
この数字、皆さんはどう思いますか?
やっぱりステロイドは有効な薬だ6割の人が良好なんだから、そう言えるのでしょうか?
実は私が脱ステを始めてしばらくは、ステロイドを使っているとみんな私のようになると思っていました。
詳しくは過去のブログを見て欲しいのですが、簡単に言うとだんだんステロイドが効かなくなって、塗る頻度、ステロイドのランクが上がっていくといったイメージです。
実際、私はそんな感じでした。
しかし、実態はそれなりに長く使えている人もいるようです。
おそらくこのアトピーカレッジに来る人の多くは、冒頭の文面の内容から、ステロイド忌避の人だと推測できます。
もし、ステロイド忌避になっていなかったら、このカレッジの結果と同じように6割強の人はステロイドでそれなりにコントロールできているのではないかと思います。
でも、やっぱり4割弱の人はコントロールできないのではないでしょうか。
アトピーの寛解と完治」で肌活の本を取り上げましたが、その本でも肌活などの取り組みやステロイド、タクロリムスなどの薬の活用をしていても、今後出るだろう新薬を期待していることを紹介しました。
結局、現状の治療法ではうまく行っている例はあったとしても限界がある(というか限定的?)のだと思っています。
ただし、「TARC検査」と「プロアクティブ療法」の治療方法については個人的にはもう少し状況を見て行きたいです。
昔のステロイドを使いまくる治療よりずっと良いはずですから。

ここまで読んで「でも、6割の人が良くなったんだからそれでいいじゃないか」と思われる人もおられるかと思います。
この新聞記事の中に+αというコラムがあります。
そこでは厚生労働省の2017年患者調査から、アトピー性皮膚炎の患者が30年前の2.3倍(51万3000人)になっていることが書かれています。
しかも、成人が患者全体の6割を占めているそうです。
何故増えたのか?私見ではありますが、それは食事と清潔志向とステロイドにあると思っています。
その中でもステロイドが一番影響が大きいのではないかと…
このブログの過去記事でも何度も取り上げていることで、アトピー関連本にもよく載っていることに、昔はアトピーは大人になると治る病気だった、というものがあります。
ここで、少し数字のお遊びを…
30年前のアトピー患者数:
 51万3000人÷2.3=22万4348人
30年で増えたアトピー患者数:
 51万3000人ー22万4348人=28万8652人
成人の患者数:
 51万3000人×0.6=30万7800人
あら不思議、増えた患者数と今の成人の患者数がよく似てる…(30年前というと初期にステロイドを使い始めた患者さんが大人になり出した頃でしょうか。もしかしたらすでに治らない大人が増え始めていた頃かも。まだステロイドバッシングは始まってないはずです)
この数字はともかく、ステロイド治療が始まってから治らない病気になってきた、という説を(都市伝説?)私はある程度信じています。
つまり、ステロイドが苦しみと苦しむ人を増やしているではないかと考えています。
このアトピーカレッジに来ている方々が過去にステロイド治療をしていたとします。
もしステロイドを使用していなかったら、その人たちは既に治っていたのかもしれません(ただし仮にこの説が正しかったとしても、治るまでは苦しむかもしれません。ステロイドを使わないということはそういうことです)。

子供の頃からアトピーで大人になってもアトピーの方の中で、ステロイドを一度も使ったことのない人ってどのくらいいるのでしょうか。
それだけでなく過去の使用量と現在の重症度の関係など…
こんなデータってあるのかなあと。

 

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