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2019年6月28日 (金)

セミの寿命と科学的データ

セミ成虫の寿命1週間は俗説! 笠岡高植松さんが生物系三学会最優秀賞」というニュースをネットで見ました。

私は小さい頃からセミの寿命は1週間って聞かされていました。
おそらく私が最初にそのことを聞いたのは小学生の頃でしたから、知っている限りで40年間はその説がまかり通っていたことになります(実際はそれ以上かも!)。
それを植松さんという一人の高校生が覆したことになります。
詳細は記事を見ていただくとして、ここでは簡単に説明しておきます。
セミを捕獲し、マーキングして再捕獲し、寿命を調べます。
再捕獲が難しかったようで、精度は低いのですが、アブラゼミで32日間、ツクツクボウシ26日間、クマゼミ15日間の最長生存が確認されたとのことです。
いくら精度が低いといっても、1週間が平均寿命だと仮定するとこの結果は最大で4倍以上の生存期間だったことになります。
人間に当てはめると平均寿命が70歳として320歳の人がいることになるので、32日間が特異な例というよりも、今まで考えられていた1週間の方がどうも怪しいということが考えられます(虫と哺乳類との単純比較はできないかもしれませんが…)。
植松さんには、さらに調査の精度を上げるためのアイデアがあるみたいです。
うまく行けばもっとはっきりとしたことがわかるでしょう。
今後に期待したいですね。
それにしても「セミの寿命は1週間」はどこから来たのでしょうか?
どこかの偉い人が大体そんなもんだろうと発言したのでしょうか?

 

とある方のアトピー・ステロイド治療の話です。
・ステロイドのネガティブ情報からステロイドを避け、かなり悪化
・どうにもならないので、その後2年ほどステロイド治療を続けるが、なかなかやめられない。
 この間、やはりステロイドに対する意識からこわごわ使っていたとのこと。
 炎症があるのにランクを下げたり、一日おきに塗ったりしていた。
・プロアクティブ療法に変更。
 赤みがなくなるまで強いランクのステロイドをしっかり塗る。なくなったら日を空ける。
 再度炎症が出たら、またしっかり塗る。なくなったら日を空ける。
 これを繰り返すことにより、だんだん塗らなくなる期間が増えてきたとのこと(現在は塗っていない模様)。
 炎症がなくなったら保湿をしっかりする。

 

これだけ聞くと何だステロイドは怖くないじゃないかと思う人がいるかもしれませんね。
この方の親も現状ステロイドを塗る必要がなくなって喜ばれているようです。
食事にも気をつけられているようで、内からと外からのアプローチが良かったと考えておられます。

 

水をさすようですが、これが本当にうまく行っているかどうかは後にならないとわかりません。
40年前にさかのぼります。
私が小学生の頃はステロイドが怖いという人などいませんでした。
その頃ほとんどの人はステロイドをバンバン使っていました。
そして、その人たちのほとんどは特に問題なく使っていたのです。
私の例を簡単に説明します。
小学校5年頃に出た症状はステロイドでほぼ完璧に抑えられました。
その後、数年間はほとんどステロイドを使わなかったと思います。
再び、本格的にステロイドを使い始めたのはそれから4、5年後です。
その時もステロイドが怖いなんて情報はなく、十分に使いました。
そして、またステロイドを使わない数年間を過ごします(たまには使っていたかもしれません)。
その後、大人になり、また発症して同じようにステロイドで抑えようとしたら、今まで通り抑えられなくなりました(最強ランクでもです)。
そのあたりから、アトピーの原因も含め、様々な情報を集め、最終的にステロイドを止めようと決めたのです。
ざっくりですが、これが私のステロイド使用の顛末です(詳細は「経過その1(発病~ステロイドとの出会い~悪化)」、「経過その2(転機~脱ステロイド)」、「経過その3(脱アズノール~ほぼ完治へ)」をご覧ください)。
この方が今抑えられていることと私が最初抑えられていたことの違いは今のところ分かりません。
残念ながら今の情報では、今後この方が私の同じ轍を踏む可能性は捨てられないのです。

 

この方のアトピーがかなり悪化したのはステロイドを十分に使わなかったことと、アトピーの原因対策がうまく行かなかったことにあります。

推測ではありますが、この方の場合、原因対策よりもステロイドが効いたと考えるのが妥当です。
一方、私が成人してから症状を抑えられなくなったのは、ステロイドを十分に使わなかったからではありません。
書籍やネットでステロイドの怖さを発信している人のほとんどはここが出発点になっています。
私は今までこのブログで、抑えるのに十分なランクの十分な量のステロイドを塗れば、最初はほとんどの人が効くことを、数えきれないほどお伝えしています。
アトピーの症状を、ステロイドを使わずに抑えられないことと、ステロイドを使っても抑えられないことを混同しないようにお願いします。

 

とはいえ、今のプロアクティブ療法をすべて否定する訳ではありません。
バンバンにステロイドを使っていた私の時代よりは一人あたりのステロイドの使用量は減っているような気がするからです。
それはステロイド忌避の患者さんを除いたとしてもです。
(裏を返せばステロイドの問題点に気づいているようでもありますが…^^;)
ステロイドの使用量が減ることは重要だと思っています。
使用量が減ると副作用も減るはずなので「ステロイド・個人的見解の現在地」で言った「ステロイド効能持続時間」と「副作用解消時間」の関係が

「ステロイド効能持続時間 > 副作用解消時間」

となりやすくなると思うからです。
正確にいつからアトピーのステロイド治療においてプロアクティブ療法が始まったのか知らないのですが、そろそろ科学的データが必要ではないでしょうか。
このプロアクティブ療法がどれくらい有効なのかを示したデータをまとめて欲しいのです。

 

勘違いして欲しくないのは、まとめて欲しいデータとは
「プロアクティブ療法でステロイドを十分に塗っていない人の症状を抑えたデータ」
ではなく、
「プロアクティブ療法で長期間副作用なく症状を抑えられているかどうかのデータ」
です(念押しは失礼かな…^^;)。

 

長期使用の問題があることを関係者の方々がいまさら知らないはずないので、ごくごく通常の問題意識を持っていたなら、まさかプロアクティブ療法を提唱し始めた時点で長期視点のデータを蓄積する発想がないなんて考えられません。
そろそろそういったデータが出てくる頃かと期待しています。

 

もし、データが出ないとしたら、
「ステロイドに問題はない」
というセリフは
「セミの寿命は1週間」
というのと何ら変わりありません。
何の根拠もない俗説になってしまいます。
「怠慢」もしくは「逃げ」だと思われても仕方ありません。
高校生に笑われますね。

 

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