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2019年2月

2019年2月28日 (木)

少子化とアトピー

読売新聞の夕刊に「ああ言えばこう聞く」という記事があります(最近始まりました)。
2019.2.12の記事は編集委員の方と養老孟司さんの対談でした。
都市化の話題の中で編集委員の方は「害虫がいなくなり、社会が清潔になったと喜んでいる人がいること」の問題性を尋ねます。
養老さんはそれを少子化とつなげます。
冷暖房にしても照明にしてもトイレにしてもすべてを管理し、管理できない虫などの自然を排除する。
「子どもも育ててみなければ先行きが不明という点で自然の存在です」(養老さんの言葉)
自然がなくなることと少子化とつなげています。
編集委員の方は将来の不安と育児支援の必要性の声があることを言います。
それに対し養老さんは「〈貧乏の子沢山〉と言ってお金だけの問題じゃない」と言いました。

これにはものすごく共感できます。
もちろん、養老さんもこれだけが少子化の原因とは思われてないのですが、私はこのことは結構根っこの部分にあるような気がします。
何でもコントロール下にないと気持ち悪いんですね。
少子化だけでなく、結婚や最近ニュースで目にする虐待などにも通じるのではないでしょうか。
結婚によって、自分の思い通りにならない要素が増えることは間違いありません。
その変化に臆するのではないでしょうか?
虐待は思い通りにならない子を許せないことも大きな原因になるのかもしれません(すべてとの原因は言いませんが)。
コンビニで簡単に美味しものが食べられて、エアコンのボタンひとつで快適な空間が得られる。
そんな環境に慣れている人が思い通りにならない子を育てることは大きなストレスを生むに違いありません。
それが虐待になるには、その人の性格や生い立ちなども絡んでくるはずですが、何でも簡単に管理できると考えている心が、都市化によって実際にそういう環境に慣らされている習慣が、ベースとなる要因になっているような気がします。

ここからは少しずれるかもしれませんが…
おそらく関西ローカル番組だと思うのですが、土曜のお昼に芸人が一般の方のお庭を綺麗にする(掃除だけでなく、作り変えます)コーナーがある番組があります。
そこで多い要望に、庭に石とか岩があって危ないから子どもを遊ばせられないので何とかしてほしいというものがあります。
芸人がボケながら面白おかしく無駄な木や岩を四苦八苦して取り除きます。
その光景やビフォーアフターが面白いのですが、出来上がった庭は柔らかい安全な素材の床材で敷き詰められた管理されたまるで室内の部屋のような庭になります。
依頼者は喜ぶのですが…
何が起こるか予測できないのは不安なのですね。
そのような要望で出来上がった庭は自然のしの字も感じられません(そもそも庭を自然と言ったら養老さんに笑われますが…)。
たとえ自然風としか言えなくても、草木や花、岩や石があって、ミミズがいてアリがいて、というような庭がなんでダメなんだろうと思ってしまいます。

もう一つ、気になったCMがあります。
空気清浄機のCMで、99%除菌と99%ウイルス抑制を謳ってます。
菌もウイルスも無くなって安心、という訳です。
万が一の用心が健康を脅かす?」でも触れましたが、菌やウイルスには小さいうちから徐々に慣れていくのがベストだと思ってます。
子どものうちから、少しずつ菌やウイルスのいる環境に慣れて、それに対する免疫を獲得していくのです。
いきなり強い菌やウイルスに晒されると免疫力のない子どもには耐えられません。
それを99%除菌と99%ウイルスの真っ白な環境にし、今後経験するであろう外界での厳しい環境に対応するための機会を奪うということがどういうことか想像してほしいのです。
自分の家などある程度保護された環境は徐々に免疫力を得るのにおそらくベストな環境です。
菌やウイルスなどは、自分の家ではある程度コントロールできたとしても、自然や外界でそれらをコントロールすることなど不可能なのですから。
実際のところ、この空気清浄機を使うことでどれほどの影響があるかはわからないのですが、こういう考え方が進めば進むほど人間は本来の生物としての力を失っていくような気がします。
先の庭の話も同じなのですが、小さいうちからいろんなことを経験させることは非常に重要なのです。
そのすべてを「親の」「人間の」頭で考えて必要なものだけを与えられると思うことは止めたほうがいいです。
それはほどほどにして、自然に任せるほうがいいと思います。
ちなみに空気清浄機ですが、適応能力が落ちる一方(失礼な言い方ですがm(__)m)の高齢者には有効かもしれません。

この話をアトピーにつなげます。
本気かどうかは分かりませんが、お医者さんの中には薬で症状をコントロールできると言い張る方がおられます(本気ならまだまし、薬を使わせるための詭弁の可能性も…)。
私などはその考え方に危うさを感じます。
なぜそう感じるかは、科学的で明確な理由がある訳ではありませんが(そこそこは過去に説明していますが…)、根底には上記で説明したことがあります。
病気も自然の一部、目立つ症状には対処できたとしても、すべてをコントロールできると思わないほうが良い。
実際のところ、危うさを感じただけでなく、私自身は薬でのコントロールを諦めました。
その反動の大きさは凄まじいものがありましたが、今現在は自然に任せることによる快適さを得られることができています。
それが唯一無二の真実かどうか。
それは分かりません。
現実として「薬で症状をコントロールできる人もできない人もいる」、「薬なしで問題ない人もある人もいる」のだと考えています。
理想は一つなのか、いくつもあるのか。
それをあなたはどう判断するのか。
それはあなたにしか分かりません。

冒頭で紹介した記事からの引用で締めます。
編集委員「自然に接し、自分の身体の声を大切にしたら、世の中よくなりますか?」
養老さん「そうやって頭だけで考えるのが『バカの壁』です。そんなことやってみないとわかりません(笑)」

 

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