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2018年12月31日 (月)

ステロイド・個人的見解の現在地

今回はアトピーにおけるステロイド外用剤についての今現在の個人的見解をまとめておこうと思います。
現在地とタイトルをつけたものの、多少のトーンは変わってもステロイド治療に限界を感じて脱ステしてから、ほぼ快調な生活を送っている今まで、個人的見解に基本的変化はありません。
脱ステを振り返り「あれは失敗だった」、「もっとステロイドを上手に使えたのかも」などとは微塵も考えたことはありません。
「考えるのは最初からステロイドを使うんじゃなかった」それだけですね。
そう考えている私ですが、様々な考えを持つ他人に対して強くこうした方が良いとは言えません(家族には言いますが…)。
それはステロイドの使用がうまく行く例もあるからです(人に強く言える性格でもありませんが)。

過去に主張した考えの繰り返しになりますが、新しくこのブログに訪れてくれた人のためにも繰り返しておきます(正直言うとどこで言ったのか自分でも忘れてしまってます)。

「ステロイド効能持続時間」と「副作用解消時間」の関係がステロイド治療がうまく行く行かないの鍵を握っているのだと思います。
これは薬の世界ではごくごく基本的な考え方であり、何も特別なことではありません。
(ちなみに昔はその副作用自体を認めないお医者さんが多かったです。だから最強ランクのステロイドをガンガン使わせていたんでしょう。さすがに最近では少数派だと思います)
例えば抗ガン剤でも、その患者さんが副作用に耐えうる範囲で処方しないと、ガンを駆逐する前にその患者さんがやられてしまいます。

Aさんの例
 ステロイド効能持続時間 > 副作用解消時間
 症状は定期的に出るものの、ステロイドを塗ると長く効果が出るので、塗る間隔は開きます。
 その間に、副作用は解消します。

Bさんの例
 ステロイド効能持続時間 < 副作用解消時間
 症状は頻繁に出ます。ステロイドを塗るとしばらくは効果が出ますが、良い状態を保つためには頻繁に塗る必要があります。
 副作用を解消するまでに、新たに塗ることになり、副作用は蓄積?されていきます。

以前、「薬とローン」でもたとえたことがありますが、個人的に似ていると思うので、もう一度この例をお金のケースに置き換えてみます。

Aさんは慎ましく身の丈にあった生活を送っていましたが、二人の兄弟が立て続けに結婚することになり、ローンを組むことにしました。
Aさんはその後いつもの生活に戻り、コツコツとローンを返していきました。
一年ほどで借金を完済しました。

Bさんは新しい物好きの浪費家でした。新車や新製品が出る度に購入します。
蓄えもなくなり、ローンを利用することにしました。
最初はなんとか返済していましたが、浪費癖は収まらず、ついに返済金を調達するためにお金を借りなければならなくなりました。
ブラックリストに載り、普通の金融機関では借りられなくなったBさんは闇金に手を出しました。
Bさんは闇金の取り立てでボロボロになりました。

あくまで置き換えただけで、アトピーの人が借金をする傾向があるとは言ってないのでそこは間違えないでください。
ちなみに置き換え例は少し過剰な表現があります。
私のイメージでは闇金が強ランクのステロイドで取り立てが脱ステになります。
Bさんの例にはそこまで書いてません。
でも、あり得ると思ってます。
副作用には皮膚の状態を悪化させるものもあって(ここは抗議の出るところかもしれません)、それを抑えるためにステロイドを塗るということは、借金を返すために借金をするようなものです。
それは置いておいたとしても、AさんBさんの例は当たり前にあることです。
ステロイドでコントロールできると言い張るお医者さんはBさんの例を認めないと言うことになります。
ステロイドを使い過ぎたら副作用が出て当たり前というお医者さんもいます。
Bさんの例の場合、症状をきっちり抑えるためにはどうしても副作用が解消されません。
どうやってそれを防ぐのでしょうか?
論理的に破綻していることは明らかです。
まさか論理的に考えることができないお医者さんはいないと思うので、やはり、Aさんの例しか考えていないのでしょう。
もしくは、それほど良好とは言えない状態で我慢しなさい、ということかもしれません。
これもコントロールできている範囲内なのでしょうか。
私は、標準治療のお医者さんたちは、Bさんの例は認めても、その先の圧し掛かってくる副作用とたとえの借金を借金で返すところを認めない、もしくは、目を瞑っているのだと推測しています。

ステロイドを使って快適に過ごしたいと思っている人は自分がAさんなのかBさんなのかを知ることは重要なことだと思います。
残念ながら、そういった研究は進んでいないと思うので、それを判断できる人はいないのではないかと思います。
もちろん、私もわかりません。
ただ一つ言えることがあります。
Bさんの場合でも、最初は(場合によっては10数年)Aさんのように見えるので、自分がBさんと同じだと気づく頃は、相当ステロイドの副作用に浸かっている可能性が高いと言うことです(ちなみにステロイド効能持続時間<副作用解消時間の差が小さければ小さいほど長くステロイドを利用できるし、気づくのも遅くなるはずです。また、時と場合によってAさんになったりBさんになったりすることもあり得ます)。
そうなれば、ステロイドを止めることが困難になります。
これが、私が家族には使うなと言う、理由です。
確証があるなら全ての人に強く言いたいところですが、このブログで伝えるに留まっています。

最近はありませんが、以前はメディアでステロイドの怖さを紹介することがありましたし、インターネットが普及してからは私のようにブログ等で警鐘を鳴らす人も多いです。
アトピーの人ならそういうものに目を触れることも多いと思うのですが、自分に何の問題も感じていなければ、馬耳東風になりがちです。
上で書いたように、気づいた時には遅かったってことになります。
個人的には、ベリーストロングのランクのステロイドが効かなくなるくらいだと、危ない状況に入っているのではと考えています。
過去に何度も言っていることなのですが、ステロイドはアトピーの原因を取り除いている訳ではありません。
効いていたとしても、問題を先送りしているだけなのです。
問題が一時的なものなら良いのですが、継続的なものなら原因対処を本気で考えないといつか問題が大きくなる可能性が高いのです。
大きくなる問題とはアトピーそのものよりもステロイドの副作用です。
世の中を見ればわかると思うのですが、便利なものには何か別のところに負荷がかかっているものです。
一番ホットなものと言えば、地球温暖化でしょうか。
これなどは人類が便利さを追い求め続けていることが原因なのでしょう。
ステロイドも同じことだと私は思っています。

私はアトピーになって、脱ステを経験して、いろいろなことを学びました。
その中の一つに、お医者さんは必ずしも信用できない、というものがあります。
以前、人は生命のことの1%も解明できていないのではないか、と述べたことがあります。
実際のパーセンテージは別として、優れた科学者ほど生命に関しては未解明な部分が多いといったニュアンスの発言をされているようです。
「アトピーはステロイドでコントロールできる」と断言する医者を私は絶対に信用しません(アトピーだけではありません。都合よく人を言いくるめようとするお医者さんのところには行きません)。
ちなみにステロイドを使用する標準治療のお医者さんでも信用できる言い方はあります。
もしそう言われたら医者としても人間としても信用できます(それでもステロイドは使いませんが)。
ただ、言葉だけ利用されても困るので、どういう言葉かはここには書きません
ゲーテはこう言ったそうです。
「ものを知らない人間ほど、自分をもの知りだと思いこむ。知識とともに、疑問は増える。(Essentially, one knows if one has but little knowledge; with knowledge doubt grows)」
今年芸能人が車の運転中に赤信号を無視し、自転車を撥ねて逮捕されたことがありました。
飲酒運転でした。
映像も流れてました。
あの映像で少し驚いたことがあります。
それは青信号で歩き出した人たちが車をまったく見ていないことです。
だから悪いと言うことではありませんが(悪いのは100%運転手)、私なら「あれっ?あの車、ちょっと変だぞ」と減速しない車を確認して、歩き出してないと思います(その場にいてないので100%とは断言できませんが…)。
いつも車が止まるか止まりそうだと判断してから歩き出します(用心深いのでしょうか。止まると見せかけてアクセルを踏まれたらさすがに撥ねられると思いますが…)。
「青信号で渡ること」でなく「安全に道路を渡ること」、それとまったく同じだとは言いませんが、私は「アトピーを治すこと」を目的にしています。
「アトピーを治すこと」という思いはみんな同じだと言われるかもしれませんが、さきほども言ったとおり生命のことはわからないことだらけです。
それには自分の経験や頭で考えることも重要で「青信号だから渡る」的感覚だとうまく行かないことも多いと思っています。
(あえて何を青信号にたとえているかは伏せておきます

 

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コメント

一つ一つ頷きながら読ませて頂きました。
yuzo-kさんのお言葉を聞くといつも
「ああ、やっぱり自分は間違っていなかったのだなあ」という思いを再確認できます。
知識が増えれば増えるほど、疑問も増えるものですよね。
青信号の例え、私も毎朝登校の集合場所に送る道すがら、子供に言っていました。
でも、最近の事件の時の映像からこの話へ繋げてくるとは、お見事だと感心しました。
それだけ日頃から常にテーマを持って物事を考えているという事の表れと思います。
仰る通りです。もう当たり前になってしまっていることで、本来の意味を見落としていることって、日常の中に結構ありますよね。
何が大事なのか
安全に道を渡ること
なるべく無事に毎日を過ごし、理想的な未来へ繋げていくことです。
脱ステという大きな体験を自分を支える柱の一つにして物を考えながら進みたいと、新年心あらたに思いました。

瑠璃色さん

コメントの承認および返信遅くなり申し訳ありませんでした。
既に返信まで完了していたものと勘違いしていました。

物事は真面目になればなるほど難しくなると日々感じています。
アトピー治療も易きに走ると一見楽で良さそうに感じるのですが、そうしていると真実から離れていき、後に苦労するような気がします。

少し話がずれるかもしれませんが…
最近、ニュースサイトのコメント欄で簡単に人を罵倒する人をよく見かけます。
相手の立場や背景、状況など、なんの考慮もされていないかのように…
この私のブログも批判が多いですが、そうはならないよう注意して行かねばと思っています。

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