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2018年5月31日 (木)

ボブという名の猫

『「誰にでもセカンドチャンスは訪れる」…「でもそれを逃してしまう人が多い」…僕は幸運なことに支えてくれる存在に恵まれました』

ボブという名の猫」という映画を見ました。
簡単に説明すると薬物中毒の人が更生する話で、ボブという名の猫がその人の支えになっています。
実話です。

彼は医者の治療を受けていて、ヘロイン中毒から抜け出すために、メタドンという薬を服用しています。
この薬にも依存性があるのですが、ヘロインの欲求を抑制でき、離脱症状は軽いと考えられていて(ただし、離脱までの時間は長くかかる)、治療に使われることがあるようです(逆にヘロインよりも離脱が難しくなるという反対意見もあるそうです。なお、本ではメタドンを離脱した後にももう少し軽いサブテックスという薬も使っています)。

この映画のメタドンの断薬シーンです。
ベッドにくるまったり、しゃがみこんだり、服のままシャワーを浴びたりするシーンがありました。
それほど時間はかけていないのですが、便器に吐くシーン以外は、あまりにも自分の脱ステとよく似ていて、その頃のことを思い出してしまいました。
ちなみに本もあるのですが(その本がベストセラーになって映画化されたそうです)、そちらには汗のこと(体温の上がり下がり)やムズムズ症候群にも触れられていて、「あ〜同じだ」と思わずつぶやいてしまいました。
ただ映画や本で表現されていない苦しみやアトピー特有の痒みはないはずで、違う部分も多いだろうとは思います。
つらさは濃密でかつ相当強いのかもしれませんが、脱ステ視点から見ると耐える時間の短さが羨ましくもあります(本では48時間という章がありそれが一つの山のようです。また、超えたとしてもその後の誘惑は常にあるかもしれませんが…まあ、比較はナンセンスですね…)。
ステロイド、副作用か依存か」でも触れたように、ヘロインなどの薬物の依存の仕組みとステロイドで言われることのある依存の仕組みは違いますが、なぜここまで似ているのだろうかと思ってしまいました。
これについては別に答えを出そうとは思っていなくて、ただ、面白いなと思っただけです。

冒頭の言葉は、主人公の言葉です。
ボブが彼の生きる支えとなったということは、単に癒やされたとか助けられたということではありません。
特に本では、自分がいなくなったらボブはどうなるだろう、というようなことを言われてました。
ボブを支えなければならないと思うことも生きる支えとなっているのです。
自分なんてどうなってもいいと自暴自棄になって、薬に手を出すことは許されないのです。
これは非常に大切なことだと思います。

私の脱ステも妻のサポートがなければ、乗り越えることは困難でした。
また、妻と娘のために自分もしっかりとしなければいけない、そう思うことも生きる支えとなりました。

本の方も紹介しておきます。
映画も悪くありませんが、個人的には本の方が好きです。
猫の可愛さを見るには映画かも。
本だと、猫がどう思っているかを主人公がどう考えているかが表現されているのですが、そういうところも面白いのかなと思います。

動画もあります。

 

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コメント

アンビリーバボーで紹介されているのを観ました!
私もあれを観た時、自分の薬断ちの頃の事と重なりました。
でもあの場合は肌に症状が出るわけではないし、期間も短いので
「私達の方がもっとずっとキツイのになー、世に知られてないよなー」
と不満を感じてしまいました。

ただ、あの事例で伝えたかったであろう「誰かを守りたいから頑張れる」という気持ちに支えられたというのは心に響きました。
自分の奥から力が湧いて来る感じですよね。

そして、辛い時、支えてくれた人の温かさって大きいですよね。
生涯変わらず、掛け替えのないものですね。

瑠璃色さん
コメントありがとうございます。

> アンビリーバボーで紹介されているのを観ました!
そうなんですね。
私はおもしろそうな映画がないかなーとネット検索していてこの映画を知りました。

> 私もあれを観た時、自分の薬断ちの頃の事と重なりました。
> でもあの場合は肌に症状が出るわけではないし、期間も短いので
> 「私達の方がもっとずっとキツイのになー、世に知られてないよなー」
> と不満を感じてしまいました。
両方を経験したわけではないので比較することはできないのですが、思いついたので両者を抽象的に表現してみます。

そこにある禁断の快楽を我慢するつらさ

暗黒の闇に一筋の光があると信じて彷徨い続けるつらさ

身体的つらさは表現していません。
アトピー(というより脱ステかな)のあの痒みのつらさは理解してもらえないでしょうね。

>
> ただ、あの事例で伝えたかったであろう「誰かを守りたいから頑張れる」という気持ちに支えられたというのは心に響きました。
> 自分の奥から力が湧いて来る感じですよね。
>
> そして、辛い時、支えてくれた人の温かさって大きいですよね。
> 生涯変わらず、掛け替えのないものですね。
人生においてそういう経験が糧になるというか、そういう経験こそが目的なのかもしれません。

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