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2012年10月25日 (木)

ステロイド外用剤の体内への影響

漠然とした素人っぽい表題ですが(実際素人ですが…)、実際に科学的な証明もできないので、患者さんをはじめとしたいろんな方に理解してもらうには、ちょうど良い表題かもしれません。

 

体内への影響という点で、大昔からよく話題になるのが副腎不全です。

アトピーの患者さんが、いろいろ調べて得たステロイドが怖いという情報の中には、大体この副腎不全のことが含まれています。

簡単に言うと、人体外からステロイドを与えると人体は自分でステロイドを出す必要がないと判断し、ステロイドを作らなくなる(副腎はステロイドを作る器官なので作らないと副腎不全と言われる)ということだと思います。

昔の皮膚科のお医者さんだと、大半の方はこれは内服薬のことでステロイド外用剤では問題ないと言われたと思います。

ネット検索でも、以前は問題ないという皮膚科医のサイトなどが目についたような気がしていましたが、最近ではなんか逆転しているような気がします(あくまで私の印象で、証拠などないのですが、皆さん知らないうちに意見を変えているのかもしれません。このことでは質問した患者さんが罵倒されたりした話を聞いたりします…)。

薬の副作用の説明を見てみると、例えば、中程度のランクのロコイドでも副作用の説明「大量又は長期にわたる広範囲の使用、密封法(ODT)により、下垂体・副腎皮質系機能の抑制をきたすことがあるので注意すること。」と書かれています(この注意事項はもしものための製薬会社の保険ともとれますが…)。

お医者さんにせよ、患者さんにせよ、この大量とか長期という点をどう考えるかでステロイドに対する考え方が変わってくるのだと思います(今の政治の「近いうち」とよく似ていますね)。

 

後、大量、長期以外にも吸収率(参考 も気をつけないといけません。

 

実際のところ「どれくらい使ったら」ということが知りたいのではと思います。

あくまで参考ですが(この先生方の見解が正しいかどうかは私には判断できないので)、

ステロイド外用剤による副腎不全 

アトピー性皮膚炎における下垂体・副腎皮質機能 

があります。

(面倒な方は、①なら「青系の字」の部分、②なら最後の「かんがえ」を見れば先生の考えがわかると思います)

 

まず①を参考にして、自分なりにまとめてみます。

ステロイド外用剤で副腎不全になるには、長期間、大量使用が条件になります。

個人差があるので、その条件がどのくらいかを特定するのは難しいですが、皮膚の薄化や萎縮などの副作用が出ているにもかかわらず塗り続けていると副腎不全の可能性が出てくるのかもしれません。

副作用が出るくらいには、既に皮膚のバリア破壊が起こっていて、本来吸収率が低い箇所でも、ステロイドの体内への吸収が進むため、副腎不全になる可能性が高くなると考えることができるようです。

私が懸念しているのは、副作用が出るような状態で、ステロイドを止めれるのかということです。

この時点で、ステロイドをいきなり止めるとステロイド否定派の言うリバウンド、ステロイド肯定派の言うアトピーの悪化が起こる可能性は高いと思います。

副作用は出る、止められない、さらに副腎不全の可能性も出てくる。

ステロイド肯定派のお医者さんは、徐々に止めるしかないと言うでしょう。

それができるならとっくにしています。

副作用が出た時点で、標準治療のお医者さんとしては失格と言っていいような気がします。

ここまで来てしまうと、彼らが言う、ステロイド安全のストーリーはほぼ崩れているのがその理由です。

 

②の方の論文も気になります。

1ヶ月くらいステロイド外用剤の使用では、影響は出ないとこのこと。

しかし、ある程度ステロイド外用剤を使用している人に影響が出ていることは間違いないようです(コルチゾールなどの数値低下)。

また、ここでは、副腎機能不全ではなく、下垂体機能不全であると指摘されています。

既に体外から吸収したステロイドがあるから、体内で作るべきステロイドをわざわざ作れとは命令しなくなるのでしょう(命令する役割が下垂体)。

 

少々数値が標準値を外れたぐらいで、症状に何か現れるのは先の話かもしれませんが(逆に標準値内だからと言って影響がないとも言えませんが…)、ステロイド外用剤によって人間が出すホルモン(コルチゾールなど)に影響があるということは気持ちの悪いものです。

コルチゾールはアトピーの症状のためだけにあるものではありません。

ことさら恐怖心をあおりたいわけではありませんが、体内でいろんなことに使われるコルチゾールなどが、ステロイド外用剤に影響されて良い訳がないのです。

 

これを聞いて、「怖くてステロイド外用剤を使わなくなったら、ひどくなってどうしようもなくなったので、また使ってみたら意外と大丈夫でした」なんて、的はずれなことを言わないでくださいね。

使ってすぐに出るものではないし、どんな症状に現れるかもはっきりとはわかりません。

 

今回紹介した副腎や下垂体の機能不全は「体内への影響」の一部だと思います。

どちらかと言うと副腎や下垂体の機能不全は間接的な影響と言えます。

なんの根拠もありませんが、ステロイド外用剤には、コルチゾールにはない直接的な悪影響を与える可能性があるのではないかと考えています。

 

今ステロイド外用剤を使っている人は、アトピーの原因をちゃんと考えて、いろいろ試して、減らし、最終的には使わないようにすることを目標にしてください。

漫然と塗って、症状が出ないからそれでOKとはしないでほしいのです。

 

 

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